活動レポート

平成23年、1年間の議会報告

1.信念を貫き通した市民病院改革、その経過をご報告します。

市民病院をよりよい病院にするべく自らが提案し、そして実現した市民病院改革。その改革の足を引っ張ろうとした前の会派から「会派離脱勧告」の内容証明郵便までも自宅に送り付けられ、それでも負けずに改革を推し進めて参りました。改革から2年半が経過し、市民病院がどうなったのかをご報告いたします。

改革前の赤字(純損失)=17億8千万円
改革後(2010度) = 2億8千万円 → 15億円の収支改善
確保が難しい救急、産科、新生児医療の医師に手当を導入 → 医師の確保・定着
病院内での24時間保育を開始 → 看護師の確保・定着
ストップしていた小児二次救急の再開(※救急車による搬送と近隣医療機関からの紹介患者)

これだけの成果が出たことで、「職員が大量に辞めてしまう」「病院が民間譲渡される」「私たちの病院が危ない」と言っていた人たちは、すっかり黙ってしまいました。

赤字がなくなれば、不採算部門を切り捨てることもなくなります。安心できる医療サービスを提供できるのです。そしてスタッフの確保は、患者の安心につながるところです。

そこで私は24時間保育だけでなく、学童保育の導入も提案。これから導入できるかどうかの研究を始めるということになりました。

また、私の母もそうだった「ガン」について。

地元・町田で安心してガン治療ができるように、抗がん剤治療以外の選択肢を市民病院につくろうと会派でいろいろ勉強をし、提案をしているところです。そのうちの一つが「粒子線治療」です。

ガンの患部に集中して放射線を当てることで、正常な細胞へのダメージを最小限にする高度先進医療です。実際に施設を見て説明を聞き、市民病院でもこの施設をつくることは可能だと考え、会派から提案をしているところです。

改革を進めた市民病院。それでもまだまだ改善するところはあります。救急の受け入れや、地域の病院との連携など。これからも新井よしなおは、専門の医師がそろい、きめ細やかな対応をしてくれる病院にするために全力を尽くします。

2.FC町田ゼルビアへの支援も全力で取り組みました。

12月議会において「応援している」と言いながらもJ2昇格条件をなくす予算の修正案を出すという、言っていることとやっていることが違う会派に対し、私は議会で質問!すると「修正案は出すが、J2に上がれなかったら市が悪い」と無責任な発言を!本当に許せませんでした。私は「市民の夢を確かなものにするためにも、修正案に反対します!」と討論。修正案は無事に否決され、J2昇格条件は守られることとなりました。

3.市の施設にある自販機、その使い道の問題点を指摘!

市の施設にある自動販売機は、無料で場所を貸して光熱費だけ徴収し、売上差額が福祉団体に入るようになっております。これは法律でそうしなさいとなっているのですが、その使い道に昼食代、ビンゴゲーム、ぶどう狩り、日帰り旅行、リンゴ狩り、懇親会等々があることはさすがに問題だと指摘しました。「福祉の町」とは、そういうことではないはずです。人数を見ると、一部の人だけがそういう利用をしている実態を本会議場で明らかにし、市は改善を約束しました。

それ以外の質問要旨

高ヶ坂の子どもセンター計画は中町森野旭町からは遠すぎる。地域特性にあった街づくりを!

丁目ごとに町内会館がある場所もあれば、玉川学園のように違うところも。見直せないか!
→ 各地域の住民からの意見を反映させられる計画を進めてまいります。

市庁舎跡地に、全国から人が集まる観光施策を取り入れるべき!
→ 他地域の事例も含め研究します。

これまで提案してきた公立学校の学力向上策はどうなっているか!
→ 取り入れられるものから進めていこうと考えています。

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