活動レポート

[活動レポート]平成16年2月号

●財政特集号〜平成15年3月定例会

3月11日の新井の一般質問に対する市長の答弁より〜

寺田市長: 「しかし、私は絶対的にはそうだけれども、比較的には町田市の財政はよりまだ健全性を保っていると いうふうに思っているんですね。(中略)もちろん現下の不況で市税収入は落ちています。 これはもう大変残念なことですが、われわれのところ以上にもっともっと落ちているところはいっぱいあるんですね。 (中略)それぞれの自治体の財政は、もちろん1つずつとらえれば大変厳しい状況は、これは私も否定はしませんけれども、 しかし、横並びで他市との比較で見た場合には、町田市の場合にまだ健全性を相当もっているというふうに思います。」

新年号にも載せました、それに対して私が再質問で市長にぶつけた言葉(要旨)

市長が作りたい文学館(旧公民館を改築し、文学を展示する箱物)はこのご時世で建設費7億円の予定。 新市庁舎計画は建設するなら約450億円以上。国際版画美術館は維持経費だけで毎年約4億円。 長野にある自然休暇村も、維持に約1億円。忠生区画整理事業につぎ込んだ税金は累計で507億円。 これは当初の計画から約300億円オーバーした数字です。

市営第二駐車場は運営しているだけで毎年約2億円の赤字・・・。 まだまだ他にやらなければならないことがあるはず・・・。

他市と比べて健全であっても町田市の借金を負担するのは町田市民からの税金です。 下記に分かりやすい表を載せておきます。 皆さんはどう感じますか? この状況下において、これからの町田市はどういう施策が必要で、どういう施策は見直す必要があるのかを 引き続き、しがらみのない立場、そして市民の目線で発言してゆきます。

647億円(平成14年の税収額)−581億円(平成2年の税収額)=66億円(平成2年から増えた税収額)

723億円(平成14年の借金額)−346億円(平成2年の借金額)=377億円(平成2年から増えた借金額)

↑平成2年から、税収は66億円しか増えていないのに、借金は当時の倍以上、377億円増えています。

ちなみにこの時点で将来市民が負担する利子の見込み額は、一般会計、特別会計の総額で約330億円です。

一人当たりにすると約8万2500円です。

※平成元年〜平成14年 町田市決算カードより。金額の数字は全て四捨五入し、それにより収入に占める経費の%の数字が多少変わってきます。

☆この表で人口が増え続けているのに、税収は減り、借金は増え続け、 税収入のうち、経費分だけで「ほとんど使い切ってしまう」ことがわかります。

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