平成16年 3月定例会(第1回)
町田市議会会議録第1号 2月27日(金曜日)
◆3番(新井克尚) 補正予算の中の教育費、社会教育費の中の目6、図書館費、作品展示等研究費についてお伺いをいたします。
実施設計の委託料が300万円減額になって、もうこれで実施設計の委託は決まっているということだと思うんですが、今現在、どこまでこの実施設計が終わっているのか。まだ終わっていないということであれば、いつ終わるのか。
そして、節区分17の公有財産購入費、用地購入費、この用地はどういった用途に使う予定なのかを教えてください。
以上で質疑を終わります。
◎生涯学習部長(五十嵐隆) 文学館の関係についてお答えをさせていただきます。
まず、実施設計について、いつ終わるのかというところの部分でございますけれども、これにつきましては昨年の9月以降、実施設計に入りました。今、最終段階を迎えてございます。3月10日から14日ごろまでには終わりまして、委員会には行政報告ができるのではないかと考えております。
また、用地購入費のこの用途でございますけれども、今現在、旧公民館そのもの1,300平米の建物では全く間に合わないというところがございます。そういうところをもちまして、隣地の駐車場のところまで買収をさせていただいたというところでございます。(「建物について」と呼ぶ者あり)
建物の用途ですか。そこの建物につきましては、駐車場の隣地とその前の民地もありましたところ、以前にもう既に買収を済んでおりますけれども、実施設計の中では、そこの用地に建物を建てるという形になっております。当初、その公民館だけで地下のホールも使いまして、ホールを利用しようということで基本設計はなっておりましたけれども、非常に収蔵品等が多いものですから、また、駐車場のところを掘り下げて収蔵庫にしようという計画もございました。
でも、実際には建設費用が非常に膨大になってくる。土工事がかさみますので、膨大になってくるということから、そこの部分には平場に2階建ての建物を建てまして、旧公民館のホールの部分につきましては収蔵庫にするという形で有効利用を図っていこう、また建設費用を押さえていこう、そのような計画になってございます。以上でございます。
◆3番(新井克尚) 実施設計に入る前に、この用地を私は持っていなければならないのかなというふうに思うんですけれども。ということは、実施設計はこの土地を買い取った上に、そこに建物を建てる、これを前提にしているわけですよね。もし議会がこの予算をつけない、この土地はやっぱり要らないと言った場合は、その土地に建てる分の実施設計分は税金のむだ遣いという形になりますし、また、この土地がもし――そんなことはないんでしょうけれども、持ち主の方が売らないと急遽なった場合には、これは問題になりますよね。なぜ購入をしていない土地に実施設計をして建物を建てるということを進めるのか。
以前にも何度かあったと思います。わかば保育園のときもそうですし、総院長の身分の要綱もそうですし、後からつけ加えるということが相変わらずこれは行われているんじゃないかというふうに思うんですけれども、以後、こういうことのないように気をつけますと担当の助役からも以前答弁をいただいたと思います。
しかし、やはりこういったことは変わっていないんじゃないかと、私、これを見ると、そういうふうに思ってしまうんですよ。この辺の説明をぜひ市長にしていただきたいんですが、よろしくお願いいたします。
◎生涯学習部長(五十嵐隆) 実施設計と用買との関係だと思うんですけれども、これにつきましては、基本計画の時点でもうここの土地を活用するという形での基本設計が成り立っております。この基本設計をつくるときに、もう既に所有者から承諾をいただいておりまして、買収の交渉も過程の中で承諾いただいていまして、それで基本設計等を進めている。その間に用地の実測、あるいは不動産鑑定、そのようなものを行いまして、昨年12月にこの用地の契約をきちっと結んだ上で基金で購入いたしましたので、ここで買い戻しをさせていただくという形になります。以上です。
◆3番(新井克尚) 議会が承認しなくても、それはもうどんどん進めてしまって構わないという認識だということでよろしいんですね。
◎生涯学習部長(五十嵐隆) これにつきましては、昨年3月、文教生活常任委員会に基本設計の行政報告をさせていただきましたときに、既にこの用地については購入をするという形で報告をし、また、そのご承認をといいますか、内諾をいただいているというふうに理解をしております。
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