議会報告

[議会報告]平成16年3月定例会 – 教育行政について、鶴見川源流の遊び場として開放について、災害時における庁内緊急電話について

平成16年 3月定例会(第1回)
町田市議会会議録第6号 3月 9 日(火曜日)

◆3番(新井克尚) 質問に入る前に、お願いがございます。本日の藤田議員の質問の答弁、長かったですね。若干話し過ぎなんじゃないかというふうに思うのですが、いかがでしょうか。答弁者の皆様におかれましては、ぜひ簡潔、明瞭なご答弁をお願いしたいと思います。
それでは、通告に基づきまして一般質問を行います。
1、教育行政について問う。
(1)東京都では都立高校に対して教育コスト計算書を作成させ、教育にかかるコストを都民に公表しているが、町田市でも導入してはいかがか。
(2)学校選択制度が導入され、各学校の特色を知るための公開日が、町田は2回と聞いた。足立区では「いつでも授業参観」という形をとっており、保護者にとっても一番の情報公開であるというふうに考えますが、町田市でも導入をしてみてはいかがか。
(3)東京都知事本部のホームページに、いわゆるおやじの会を学校や都、市区町村が発足、ネットワークづくり、またさらに発展していくように支援すべきであるとしていますが、町田市としての対応は。
(4)学校も耐用年数があり、いずれは建てかえる必要があります。その際に地域の拠点としての機能を学校にも持たせることを考えてはいかがか。
(5)いわゆる教育バウチャー制について、見解を問う。
まずは、教育行政についての質問です。初めの2つは情報公開に関する質問、次の2つは地域コミュニティーを形成していくことに関する質問、最後の1つの項目は、1つの課題と申しますか、将来への課題と申しますか、案についてお伺いをするものでございます。
まずは、教育コスト計算書についての質問です。昨年、我が市民派クラブの会派で東京都に行き、この件について勉強してまいりました。そこで、この教育コスト計算書の詳しいお話を聞いてきたんですけれども、これを作成する意義、これは各学校で保護者、生徒によりよい教育環境を提供するため、現行の官庁会計制度の限界を乗り越え、学校別の財務情報を説明する必要があること、それにより学校教職員のコスト意識の向上、資産、負債、資本状況の提供、都民への説明責任の遂行を目的としているということでした。
東京都は都立高校ですから、この教育コスト計算書、これは東京都単体で作成可能ですが、我が町田市では、教員の給料は東京都から、運営費用は市から出ております。これが公立の小中学校にかかっているコストをわかりにくくしている要因の1つであるというふうに思います。
しかし、市民は市民税も都民税も両方払っているわけですから、担当する自治体が違うからといって、その情報が市民に出てこないというのでは、行政情報の公開は、公正で民主的な行政運営を実現し、行政に対する国民の信頼を確保するという観点から推進すべきであること、そして、諸活動を国民に説明する責務が全うされるようにするとともに、国民の的確な理解と批判のもとにある公正で民主的な行政の推進に資することを目的とするという趣旨に反するのではないかというふうにも思います。
データを作成して数値化をして、評価、改善するということは大変重要なことであると思います。改革派、行動する男、病院改革に燃えています。市民病院の伊藤事務長のように、今まで作成していなかったデータを作成し、そのデータを使って病院の経営改善を図る。これはとてもすばらしいことであると思います。学校も、これはもちろん当てはまることであるというふうに思います。
昨日の佐藤常雄議員の質問、行政評価制度にも大変リンクする話であると思います。公立学校も、払っている税金分の教育をしてくださいよ、それを判断するのが市民なわけですから、まずは市民に判断するための材料であるコストが幾らかかっているかを公開すること、これは非常に重要であると考えますが、この教育コスト計算書を町田市で導入していくという考えがあるかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。
次に「いつでも授業参観」の質問です。町田市でも学校選択制が導入されました。どの学校に子どもを入れるかを判断するために、保護者の方が学校を見に行く日があります。町田市では、各学校とも9月中に2回、公開する日を決めてくださいという指示が出ているそうです。確かに、いつ見に行っていいか判断しかねるという方もいらっしゃるでしょうし、また、ある程度の日程を決めることは、私は決して悪いことではないというふうにも思いますけれども、普段のありのままの授業を、いつでも、どの授業でも見ることができれば、私はこれが一番の学校の情報公開であるというふうに考えております。校長先生の中には、うちの学校の授業はいつでも見に来てくださいねとおっしゃっている方もいらっしゃるそうですけれども、すべての学校ではないと思いますし、学校に出入りをされていない方は、そういった情報さえ知らない場合だってあり得るわけです。公開日をある程度指定をしつつも、市内の公立学校は、それ以外の授業もいつでも見に来ていいですよ、公開をしていますよと市が発表することができたら、これは一番すばらしいことなのではないかというふうに考えております。足立区のすべての学校でやっているわけですから、町田市でできないはずがありません。
また、この「いつでも授業参観」を導入した方がいいと思っている理由に、学校選択制以外の理由もあります。私は、2年前当選をして一番初めにした一般質問で、軽度発達障がいのお子さん、学習障がいのお子さんが担任の先生に学習障がいであることを理解をしてもらえず、クラスのみんなの前で、おまえはぐずだ、ばかだと言われ、十円はげをつくり、もう学校に行きたくない、そう言ったお子さんがいたという話をさせていただきました。その子がその後どうなったか。その理解をしてくれない先生は担任から外れ、これで1つの問題は解決されたかもしれない、そう思ったやさきに、こういうエピソードがあったそうです。
お友達2人と帰ってきて、そのお友達2人と学習障がいのお子さん――A君という名前にしますけれども、A君が3人で帰ってきたんですが、2人のお子さんは遊びに行くと言いました。A君は、家にいようかなというような態度でした。どうしたの、2人と一緒に遊びに行かないのと聞くと、うーん……。えっ、あの2人のこと余り好きじゃないのと聞くと、ううん、僕はあの2人のこと、すごく好きだよ。でも、僕はばかでぐずだから、あの2人が僕のことを好きかどうかはわからない。こんなことを言ったそうなんです。こんな悲しいことが町田の学校であったということをぜひ知っていただきたい。そして、もしこの「いつでも授業参観」という形がとられていて、親御さんがいつでも授業を見に行くことができて、例えば行けないときも交代でその授業を見に行く、例えば先生が変なことを言ったら、その先生をみんなで見に行きましょう、こういった体制をとれていたとしたら、このお子さんの心の傷は、もしかしたらなかったかもしれない。そういったことを予防できるかもしれないという意味でも、この「いつでも授業参観」というのは、私は、市教育委員会が推進しておりますということの意義はあるのではないかというふうに思います。直ちにとは言いませんが、ぜひとも速やかに導入をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
次に、おやじの会の支援についてです。保護者以外にも、地域住民、学生などが公立学校で放課後や土日、長期休暇のときにボランティアとして学校をバックアップするなど、地域社会がさまざまな形で学校を支えていく必要性が叫ばれております。その中でも東京都が力を入れているのが、いわゆるおやじの会です。
「昨年10月3日に提出された「~緊急提言~子どもを犯罪に巻き込まないための方策」では、子どものコミュニケーション能力と規範意識を高めるためには、地域で子どもの「居場所」を作り育てていくことが必要であるとし、そのためのいくつかの具体的方策の中に、「都内の父親は『親父の会』をたくさん結成しよう」「『親父の会』同士でネットワークを作ることに行政は支援を」とありました」。
私の母校であります南大谷小学校には、都内でも本当に有名なおやじの会があります。先日も、東京都教育庁主催のおやじ交流フォーラムというイベントがあり、私も参加をしてきました。そこで、南大谷小学校のおやじの会の方が、「魅力ある『おやじの会』等の活動を探る」というタイトルで、活動事例を報告されていらっしゃいました。
「父親の顔の見える学校生活を子どもたちにプレゼントしよう。オヤジたちも学校で友達をつくろう。学校を核としたオヤジたちのネットワークをつくろう。『人の子も我が子のように』の精神でいこう。」という目的で、平成11年にオヤジ有志で結成された会。学校の校庭で、毎年、南大谷まつり「風雲オヤジ惑星」、秋の子どもまつり「ゴジラ焼ショップ」「夏休みラジオ体操」「公園で映画を観よう」など、各メンバーの特技等を活かし、数々のユニークな活動を地域で展開している」、こういったことを、さらにこのおやじフォーラムでは波及をさせ、東京都全体に広げていこうという会でした。
こういったおやじの会が活動することにより、南大谷小学校の地域の活動は本当に広がってきていると思います。地域の人が学校に入ってきて、いろいろなイベントをやっている。1つの地域づくりができ上がっている。しかし、この町田の中でおやじの会がどのくらいあるか。小学校は39校中、三、四校しかないというお話でした。この件について、市がどう支援していく計画があるのか、ぜひお聞かせをください。
次に、学校建てかえの質問です。学校もいずれは建てかえなければならないのは、これは当然のことです。その建てかえるときに、いろいろな課題があると思います。例えばバリアフリー化、屋上や壁面の緑化、グラウンドの芝生化、太陽光発電の設置など、いろいろな話が出ていると思います。これはこれで私は進めていくべきであるというふうに考えます。それにプラスして、小学校を改築するときには、地域の中心的な機能を持たせることができないかという内容の質問でございます。
一番建てかえの時期が近いのが町田二小と町田六小、2015年に建てかえだという話をお伺いしました。その際に、子どもと大人が学び、交流ができる、その場が学校であってもいいのではないかというふうに思います。よく議員のポストの中に「町田に公民館をふやす会ニュース」というのが入っているんですけれども、こちらに町田市長期計画審議会に対する基本計画案についての意見というのがありました。
まず、町田市の「多摩丘陵にはばたく市民文化都市」というイメージに関して、図書館、美術館、博物館、自由民権資料館、建設検討中の文学館等の展示施設は、ずいぶんと充実してきたように思います。
しかしながら、自ら学び、仲間と学習し、指導者に適切な助言を受けながら、自由な発想を地域に発信していく社会教育施設に関しては、市民文化都市というには程遠いのが現状です。
市民センターはずいぶんと地域配置がなされてきましたが、これはあくまでも集会施設にすぎません。
基本目標にも掲げられているように“誰もが自分の個性や能力、学習の成果を地域や社会で発揮”するために学習し、自ら力をつけ、仲間と共に活動できる、そんな「場」が公民館だと思います。
公民館は、「市民のひろば」ともいわれ、子どもからお年よりまで、また、健常者も障がいを持つ人も、共に学び合える場であり、「市民の芸術、文化をはぐくむひろば」でもあります。このような社会教育活動のできる場、公民館の充実が必要だと考えます。
確かに町田の40万都市の中で公民館は109に1つというお話で、もっともっと必要だというのはわかります。ただ、場所もなかなか難しい。どこにつくるのか。これを、例えば小学校の敷地の中で公民館に準ずるものができれば、公民館を新たにつくる必要はないわけで、そういった中で地域の人たちが学び、子どもたちと交流をし、そして文化的な発信をしていける、私は、こういう計画があってもいいのではないかなというふうに思います。
学校は、やはり防災の拠点でもあります。ある程度の地域ごとに学区で分かれております。そういった地域ごとで子どもたちを育てるような環境を小学校を中心につくることができれば、私はこればすばらしいことになるんじゃないかなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
昨年の8月に、町田青年会議所主催で地域教育に関するシンポジウムがありました。教育委員長も参加をされていらっしゃいましたので、お話はご存じな方もいらっしゃるかと思いますが、千葉県にある秋津小学校というところで、空き教室を利用して地域の方がさまざまな活動をしている。音楽をやったり、文学を研究したり、教室の外でもビオトープをつくったり、畑をつくったり、この学校では学校に常に大人がいて何かをしている。子どもたちとあいさつを交わし、お互い名前を覚えるようになる。
そのときにビデオを上映していたんですけれども、そのビデオの中でインタビューされていた人が、学校に常にだれか大人がいるから、池田小学校であったような変な人は入ってこられないんじゃないかと。これは防犯の面でも、学校の中に常に大人がいるというのはプラスになっているというようなお話でした。まさしく、こういった防犯も含めて、地域の大人で子どもたちを育てる、見守っていくという環境を、私は学校の中にこういった施設、例えば公民館も含め、交番とか、それに準ずるものがあってもいいと思います。消防団の詰め所とかも含まれるかもしれません。子育て支援センターとかもあってもいいかもしれません。そういったものが複合された1つの小学校を中心とした地域コミュニティーがつくれれば、私は、これは1つの町づくりになるんじゃないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
確かに、これをやるには幾つか乗り越えなければならない問題があります。1つは、土地の面積の問題。面積が狭ければ、幾ら施設を中に入れようとしてもなかなか難しいのは確かです。あともう1つ、学校の用途地域が文教施設となっている点。ただし、これは今の特区制度を利用すれば何とか解決できるんじゃないかというふうにも思います。計画や設計が始まってからでは、こういった話は遅いですから、早い段階での提案をさせていただきました。今後の方向性として、ぜひお考えをお聞かせいただければというふうに思います。
次に、教育バウチャー制度についてお伺いします。バウチャーというのは、いわゆるクーポンのことです。公立学校もやっと学区がなくなり選べるようになりましたが、より特色のある学校づくり、公立学校の活性化のために、1つの起爆剤として、クーポン券を家庭、子どもたちに配布することにより、行きたい学校に行ける、この教育バウチャー制度の導入を将来の選択肢として考えてみてはいかがでしょうかという質問でございます。
現在、このバウチャー制度は、アメリカのオハイオ州、ミネソタ州、フロリダ州、カリフォルニア州などを初め連邦政府、州政府レベルでも、バウチャーの制度は、制度化を目指す動きが強まりつつあります。大きな教育のうねりとなっております。もともとは、教育成果の不振な公立学校の経済的に恵まれない子どもたちを私立学校に移動するのを支援するためのシステムだったんですが、今や障がい者教育の支援も含め、所得制限規定を設けず、貧困でない家庭の申請も可能となっているそうです。
教育バウチャー制度のシステムの説明をしますと、まず教育の分払っている税金分をクーポンにして各家庭に配ります。そして、保護者と子どもは、そのバウチャーを使って自分の進みたい学校を自由に選択します。選択した学校には、私立学校にするか公立学校にするか、どこでもいいんです。選択をした学校にクーポンが集まってきて、そのクーポン分、税金分から補助金が入ってくるという形になります。それによって、私立も公立も含めて、どの家庭も支払っている税金分の教育を平等に受けることができ、各学校が魅力のある学校づくりをするようになるというものでございます。
私は、21世紀の子どもたちの学びのあり方をそこまで広げてもいいのではないかというふうに思います。埼玉県のように、私立学校で学ぶ子どもたちだけにバウチャー制度を交付するというのではなく、すべての学齢期の子どもたちにバウチャーを交付するということがあってもいいのではないかと思いますが、これは町田市単独でできる話ではないので、将来の1つの方向性としてどうかという質問になっておりますので、ぜひご見解をお聞かせいただければと思います。

◎助役(加島保路) 教育バウチャー制について、議員のご説明のとおりでございまして、昨年度から埼玉県が始めまして、埼玉県私立高等学校等父母負担軽減事業という名称でございます。この制度は、埼玉県の私立小中高等学校の保護者に対し、父母負担軽減のために補助金を交付していたものを、就学支援券、いわゆるバウチャーにかえたものでございます。この制度のメリットとしては、授業料軽減補助の趣旨がより明確に保護者に伝わるということ、及び補助金が授業料以外の目的で使用されないということが挙げられると思います。
こうした私学助成制度は広域的に醸成する、埼玉県でやっているものですから、広域的にやることが効果を上げるものであるというふうに考えますので、市の単独事業としてはふさわしくないのかなというふうに思っております。東京都私学部私学振興課に確認したところ、情報としては認知しているけれども、具体的な検討はまだ入っていないということでございました。いずれにいたしましても、新しい制度でございますので、市としても研究はしていきたいというふうに思っております。

◎教育長(山田雄三) お答えいたします。
1点目の都立校での教育コストの計算書の関係ですが、東京都で計画をしておりますバランスシート等を直ちに町田市の小中学校に導入することは、事務体制等の面から難しいと思います。ただ、コスト意識の向上ですとか、あるいは説明責任を果たすという意味合いから、今後研究してまいりたいと思います。
ただ、昨年4月には、教職員のコスト意識を高めるという意味で、各学校ごとの水道、ガス、電気料、こういうふうなものの識別一覧表を示しまして、より効率的な予算執行、そういうものを呼びかけたところでございます。
2点目、学校選択制に伴う学校公開日の関係ですが、ご質問にありましたように、各学校の教育内容などを知るために、保護者等がいつでも授業参観ができるようにすることは大切なことだというふうに受けとめております。足立区の紹介がありましたが、足立区でも学校選択のためのものは、本年度も昨年度も6月と10月に各小学校それぞれ5日間ずつということでございます。町田市においては、学校選択制度の関係では、9月に2日間というふうなことで実施をいたしました。来年度についても、そんなことで実施をしていきたいというふうに思っております。
このほかに、各学校ではいわゆる授業参観、授業公開日、こういうふうなものを設けまして保護者に授業公開をしております。授業公開日以外にも、保護者ですとか、あるいは就学前の児童生徒の保護者、あるいは転入予定の保護者等から要請があれば、いつでも学校を開き、授業参観、授業公開を行っております。今後も保護者等の要請に応じて、それぞれの学校が教育内容を説明し、柔軟に授業参観が行われるように働きかけをしていきたいと思います。学校によっては、とにかくいつでも保護者の方にお越しくださいということなんですが、保護者の方からは、いつでもというと、いつ行っていいかわからないので、授業参観日をむしろ設定してほしいという声もございまして、ほとんどの学校が3学期ございますが、学期ごとに何日間か、あるいは1週間だとか日を決めてやっているというのが実態でございます。ただ、学校はいつでもどうぞということですので、また、そういうことを働きかけていきたいというふうに思っております。
3点目のおやじの会の関係ですが、これについては、おやじの会の設立のきっかけというのは、PTA活動ですとか、あるいは町内会だとか自治会、こういうふうな地域での活動、そんなふうな中で結成をされております。町田の中では、PTA活動の中で、小学校で5校、中学校で7校がそれぞれ自主的に目的を持って今活動をされておられます。教育委員会としても、子どもの健全育成、そんなふうなためにも、自覚を持ったおやじの会に大きな期待を寄せておりますので、さらに発展をするようにということで、学校の教室――場の提供ですとか、あるいは支援についても情報交換等、実情に応じて考えていきたいというふうに思っております
それから、4点目の学校の建てかえ時の複合施設の関係でございますが、鉄筋コンクリート造の建物の耐用年数というのは、一般的に50年から70年というふうに言われておりますが、最近は施設の耐震補強等も含めた改修、あるいは改造した施設を利用する中で、リニューアル建築と言われるような、いわゆる建物の躯体、構造体を残して全面改造を行う建築も見直されておりまして、現に統廃合校の七国山小学校なんかもそんなふうなことでやっております。建てかえではないですが、そういうふうなことで耐用年数も延びているということで。
ご質問の建てかえ時の関係ですが、確かに学校が地域の皆さんにとって一番身近な施設でありますので、建てかえる際には、コミュニティー施設だとか、公共施設だとか、そういうものを含めた検討が必要だなというふうに思っております。ただ、学校は、学校施設ということですので、いろいろ建築基準法ですとか、消防法だとか、そんなふうな法的制限だとか、そういうものもあることは事実です。
いずれにしましても、建てかえ時には、ご質問にもありました学校の安全だとか、防犯面だとか、そういうものも一緒に考えながら検討する必要があるなというふうに感じております。

◆3番(新井克尚) 教育コスト計算書についてですが、事務の関係で大変難しいというのはよくわかります。なかなかそれだけの人数を確保するのも難しいでしょうし、やはり専門的ないろいろな知識も必要となってきますので、そういった研修等も必要になってくるかもしれません。
ただ、昨日の佐藤常雄議員の行政評価制度の質問の中にもありました、一体教育にどれだけのコストがかかっているのか、人件費も含めてどれだけのコストがその事業にかかっているのか、教育もこれは例外ではないと思います。手間がかかるから出てこないというのではなく、これは市民からすれば、市民税、都民税両方払っている話ですから、一体公立学校にどれだけの税金が投入されていて、うち人件費がどのぐらいかかっていて、トータルでどのくらいのお金がかかっているのか。生徒1人当たりどれぐらい教育に費用がかかっているのか、そういったことが出てきたら、何だ、公立学校よりも私立の方がもっとお金をかけずにいい教育をしている、そんな話も出てくるかもしれません。でも、それは数字が出てこない限り、だれも判断できない話でありますから、まずはその数字を、全部の学校じゃなくてもいいと思うんです。幾つかの学校をピックアップして、教育委員会の方でなかなか難しいということであれば、行政評価制度を一生懸命やられている企画部の方でそういったお話があってもいいかもしれませんし、やはり市民にどれだけのコストがかかっているかという情報を出すことの重要性は、ぜひ進めていっていただきたいなというふうに思います。その点について何かあれば、お聞かせください。

◎教育長(山田雄三) 教育コストの関係ですが、ご質問をいただきまして、市内の都立高校の校長先生にお会いをして、いろいろお聞きをしてきました。都立高校の場合には、高校の運営コストの8割方が人件費、教職員の給与だと思います。ご質問にもありましたとおり、教職員の市費負担を除きまして都費負担ということもございまして、そういうものを含めたり、あるいは減価償却の関係だとか、それから教育委員会の事務局の経費をどういうふうに案分するかだとか、いろいろまだ研究しなければならない点もたくさんあると思いますので、いずれにしましても、ピックアップしてというふうなお話もありましたので、研究はさせていただきたいと思います。

◆3番(新井克尚) 研究をしていこうというお話をいただきましたので、ぜひよろしくお願いいたします。
「いつでも授業参観」の件に移ります。ぜひ市として、市の教育委員会として、いつでも見に来てください、そういう体制を整えていますよというふうに広報をしていただきたいというのが1つ要望でございます。校長先生が言ったとしても、校長先生と話した人しか知らない、学校に出入りをしている人しか知らないでは、もしくは連絡をした人しか知らないではなくて、いつでも見られるものなんですよということを伝えることによって、ああ、それだったら見に行きたいという方もいらっしゃるかもしれません。何日か決めていただいた方がいいという方もいらっしゃるでしょうし、何日か決められているから、逆にその日しか行っちゃいけないと思っている方も、いてもおかしくはないと思います。
そういった意味では、もちろん何日か決めるなと言っていることではありません。授業参観はいつですよと決めていただいていいと思います。それ以外にも、例えば授業参観が道徳の授業であったり、それ以外に、いや、私は体育の授業を見たいという方もいらっしゃるかもしれません。そういう授業も、いつでも見に来ていいんですよということを広報するだけで全然違ってくるのかなというふうに思いますので、その広報の件について、ご見解をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。

◎教育長(山田雄三) いつでもどうぞということなんですが、すべての学校でいつでもいいかどうかがちょっと把握していない点がございますので、校長会という組織もありますので、よく連絡をとり合って、すべての学校がいつでもということなら、広報はしていきたいというふうに思っております。
ただ、いずれにしても、道徳授業だとか、研究発表会だとか、運動会だとか諸行事、大勢の保護者の方に来ていただいていますので、ほとんどの学校が開いていることは開いていると思いますが、全部確かめてからというふうなことでさせていただきたいと思います。

◆3番(新井克尚) 個人的には、校長に確認をするのではなく、これは開放して当然ですよねという形でぜひ言っていただきたいなというふうには思っております。校長先生が、うちはちょっと開放したくないなと言えば、じゃ、そこの学校は開放しないのかと。逆に、私はそれはおかしいんじゃないかなというふうにも思うんですけれども、ぜひすべての学校が、これはもう開放して当たり前なんだと。これはもう保護者の方に対しても情報公開です。学校でどんな授業をやっているのか、いつ見られたっていいじゃないですか。自信を持って授業をやられているでしょうから、いつでも見ていただきましょうよ。そういった意味では、確認をして公開をしてもいいという意向であればということではなく、教育委員会として、これは公開をしていきたい。だから、校長先生、その点はよろしくお願いしますというふうにぜひ言っていただきたいんですが、いかがでしょうか。

◎教育長(山田雄三) 最初の答弁のときに、教育委員会としては、保護者の方がいつでも授業参観をできるようなことが大切だというふうに受けとめておりますというふうな回答もさせていただいたところですので、その辺をぜひお酌み取りをいただきたいと思います。教育委員会としては、ご質問にあった趣旨で呼びかけていきたいと思っています。

◆3番(新井克尚) ぜひ各校長先生にそういった形でお願いをしていっていただきたい、そして市民に広く広報をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
おやじの会のネットワークについては、いろいろな動きが出てくるでしょうから、そのときにまたいろいろな形でバックアップをお願いすることもあると思います。質問以外のところで、またぜひ協力できるところを協力していっていただきたい、そして支援していけるところを支援していただきたいというふうにも思いますので、それは引き続き、課題として取り組ませていただきたいというふうに私も思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
学校の建てかえの件、さまざまな施設が入る際に、確かにいろいろな問題点があると。これはやはり特区を申請して、モデル校ではないですけれども、そういうものを1つ考えてみてもいいのかなというふうにも思うんですけれども、そういった考えがあるかどうか、お聞かせをいただいてもよろしいでしょうか。

◎教育長(山田雄三) 先ほど建てかえが2015年というふうなお話がありましたけれども、特に2015年とか、そういう計画は正直言ってないものですから、どこから2015年と出たのかちょっとわかりませんが、建てかえ時には十分複合施設の関係は検討させていただきたいと思います。

◆3番(新井克尚) この質問をする際に、恐らく施設課の方だと思うんですけれども、一番近い学校の建てかえはどこの学校で、何年になりますかねというお話をお伺いしまして、今のところ、改築をしているところは耐用年数が延びていますので、一番近いのが町田二小と町田六小で2015年ですというようなお話をそのときに聞いたんですよ。私の記憶違いということはないとは思うんですが、一応そういったお話がありまして、今回こういった提案をさせていただいたという経緯がございます。
先ほどの、私は実は専門用語で余りわからなかったんですけれども、躯体を残して改築をするというような方法もとられている、もしかしたら町田二小も町田六小もそういう形になるかもしれません。それは全面的に建てかえるという話は、教室がどのくらい残るかという関係もあるでしょうし、難しい話かもしれませんが、1つの町づくりのモデルとして、地域の活動の拠点が学校になるという案もありますよ。今後、建てかえを検討するときには、そういう案もあり、どれが町田の町づくりにとって一番いい小学校の案なのかというのを、ぜひテーマの1つとして取り上げていただければなというところで今回は終わらせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

◎市長(寺田和雄) 余計な答弁になってしまっては申しわけないんですけれども、学校の建てかえの際に、その他の公益公共機関を入れたらというお話はよくわかるので、これは教育委員会だけでは対応できないわけですね。教育委員会関係の施設を入れるだけではなくて、別の考え方も出てくると思うんですが、町田二小の場合には、多分あの六角校舎のことを言ったのではないかなというふうに思うんですね。あれは町田の学校の中で幾つかありますけれども、非常にもう老朽化しておりますし、やがてはあれは何とかしなければいけない施設だろうと思っているわけです。
今、可能な限り、例えば鶴川中学校なども新しく学校をつくった際には、ごらんになったと思いますけれども、あそこの中に大変立派なホールをつくりまして、これはあの地域の市民も使えるような施設にしてあります。そういう工夫をやっているわけですね。ただ、恐らく学校当局としては、特に最近、治安の問題が非常に厳しいですから、余り不特定の人が学校の中へうろうろされたのでは困るということがあると思うんですね。ですから、やっぱりそこに入れる施設については相当慎重な検討が必要だろうというふうに思っています。そういうことを考えながら、そういう問題が出てくれば、また庁を挙げて検討してみたいと思います。

◆3番(新井克尚) 庁内を挙げて検討してまいりたいという市長のご答弁をいただきました。
防犯の件に関して、先ほどお話ししました千葉県の秋津小学校というところが、地域の人が、必ず顔のわかる人が出入りをして文化活動等を行うわけですから、趣味の演劇サークルであったり、音楽のサークルであったり、そういった人たちが学校の校舎の中の空き教室を利用して文化活動をやって、そこに子どもたちも入って、地域の大人と子どもが仲よくなって、あいさつを交わすように、名前を覚えるようになって、やっぱり知っている大人が学校にいるからこそ、子どもたちが通学をするときも、その大人が見守り、学校の中にも大人が必ずいるから、不特定の知らないような人が入ってこない。1つの地域単位とすれば、それはある程度可能なのかなと。例えば入り口を設けて名前を書くようにするとか、そういった形もとることはできるでしょうし、そういった意味では、防犯の面では、地域の人が学校に入っていくのは、私は解決するのには一番いい案だなというふうに考えております。ぜひそういったことも含めて、今後検討の材料としていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上で私の質問を終わります。

◆3番(新井克尚)  大項目の2、鶴見川の源流を子どもたちの遊び場として開放できないか。
(1)鶴見川の源流部分をコンクリートで固めるのではなく、自然な状態に改良し、子どもたちが自然に触れ合い、自然を学ぶ場として開放できるようにできないか。

続きまして、鶴見川源流の質問でございます。鶴見川の源流は、上小山田町のバスのロータリーの奥の方をさらに入っていきますとあるんですけれども、源流の泉という公園みたいなものがあるんです。その横に鶴見川源流があるんですが、両サイドをコンクリートで固められてしまっているんですね。源流というよりは、どちらかというと用水路というような非常に悲しいイメージとなってしまっております。せっかく町田市に源流があるのに、両側をコンクリートで固めたのがずっと道の横を流れていて、子どもたちが入って遊べないことはないのかもしれないですけれども、若干危険な部分もありますし、あと、その周りにお住まいの方の生活排水もどうやら入ってきているようなので、その点を改善して、自然な形にすることによって、この川を子どもたちが自由に遊べるような形にすることができないかという質問でございます。
やはり源流というのはこういう形なんだよというイメージを、コンクリートではない自然な状態のイメージを子どもたちに持っていただきたい、そして、その中で遊んで思い出をつくってほしい、そういう思いから、この質問をさせていただきます。見解をお聞かせください。

◎市長(寺田和雄) 非常にたくさんのご質問をいただきました。それぞれ非常に具体的な内容でありますから、答弁を簡略にする意味で、市長の答弁は余計なことはお話ししないで、担当の方から具体的にお答えをするようにさせていただきたいと思います。
ただ、鶴見川の源流の関係は、ご存じのように、源流を大変愛しておられる市民有志が、大変長い間頑張っていただいておりまして、近く源流の池の部分に「鶴見川源流」という標柱がつくられて、立てられます。あれを書いたのは私でありまして、近くそれの除幕をするわけでありますが、今あるご質問の水路は、多分道路のわきについている水路かなと思うんですが、あれはずっと以前からあるわけでありまして、あれは余り自然のままにすると、かえって道路の路肩がおかしくなってしまうという点があろうかなと思います。これらは、現に鶴見川源流の会がございますし、そういうところのご意見やご要望を承りながらやってまいりたいと。最終的には、北部丘陵全体の町づくりの中で、できるだけ自然を生かした、そういう町づくりを進めていきたいと思っております。
それでは、具体的にお答えを申し上げます。

◎助役(牧田秀也) 鶴見川の源流の関係でございますけれども、今、地権者も含めて、北部丘陵の町づくりについての検討をしております。そういう中で、ぜひ残していきたいというふうに思いますが、このお尋ねよりか少し下流のところに杉谷戸の区画整理事業というのが行われましたけれども、この区画整理事業の中の鶴見川については、大変多自然型河川というんでしょうか――の整備がされております。ただ、整備はされておりますけれども、必ずしもすべて子どもが入れるという形ではなくて、子どもも入らないでいただいて自然を残していくという場所もございます。
以上です。

◆3番(新井克尚) それぞれご答弁をいただきました。
鶴見川の源流の件なんですけれども、道路側、確かにガードレールがあって、すぐもう壁になっている。ここを自然な状態にするのは確かに難しいのかなというふうにも思います。ただ、その反対側、源流の泉側の方は、もう少し何とか改良できるのかなと、現地を見てそう思いまして、途中で道を挟んで反対側に鶴見川の源流の方は渡っていくと思うんですけれども、その渡るまでの間ぐらいまででも、道路の反対側を土で川の方に入れるような形にするだけでも違うのかなというふうにも思いまして、そういう提案をさせていただきました。
あと、生活排水等がもしかしたら入っているのかなというふうにも見受けられたんですが、そういった水質の面でも、ぜひ改良ができるところは改善をしていっていただければなというふうにお願いを申し上げます。

◎助役(牧田秀也) 鶴見川の源流でございますけれども、あの場所については、1,986平方メートルを4人の地権者から今お借りをして広場をつくっているということでございます。お借りをしているわけでございますから、用地境界を崩したくないという1つの考え方もございます。いずれにしても、今、北部丘陵の町づくりについて、公団が買収した土地を含めて町づくりを考えておりますから、そういう中に自然に親しめる場所をぜひつくっていきたい、こういうふうに思っております。
ただ、あの源流の広場より上流の部分については手つかずの場所になっておりまして、復元するには大変なお金と時間がかかってしまうなというふうに思っております。

◆3番(新井克尚) 鶴見川の源流に関しては、源流の泉のすぐ横のところから下のところ、コンクリートで固められているところをとりあえずというつもりで質問をいたしました。この上流のところは物すごくお金がかかるでしょうし、その辺はまたいろいろと、その後の方向性をお聞かせいただければなというふうに思っております。
また、鶴見川の源流、確かにあそこをもっともっと自然な形にしたいという思いの方がたくさんいらっしゃいます。私も同じ思いでおりまして、また、そういった皆さんと私も意見交換をさせていただきながら、引き続きこういったお話をさせていただくと思いますので、ぜひそのときはよろしくお願いいたします。

◆3番(新井克尚)  大項目3、災害時における庁内緊急電話について問う。
(1)災害時にもつながる庁内緊急電話は今現在、どのような体制になっているか。
(2)災害時優先電話の区分けはどうなっているか。
(3)市長や市議会に対しての対応はどうか。
次に、緊急電話についての質問です。災害時にもつながる緊急電話、災害時には電話が殺到しますから、ふくそう対策というので、電話局がかかる電話の回線数を制限してしまいます。「電話はただいまつながることができません」というアナウンス、恐らくご存じの方もいらっしゃると思うんですけれども、その災害時でも電話局が規制をせずに優先してつなげるのが、この災害時優先回線です。
町田市は、現在、電話回線を何本保有していて、そのうち災害時優先電話は何回線あるのか、まずお聞かせください。
次に、災害時優先電話の区分けについてですが、会派の先輩である古宮議員から、1978年の宮城冲地震の調査報告書というのをお借りしております。この中に、行政の初動態勢というのが非常に遅くて、対応がおくれたという話が載っておりました。例えば、災害時優先電話が入っていたとします。でも、どの電話が災害時優先電話かわからない。見た目が全部一緒であれば、どの電話回線を使えばつながるのかわからない。これでは初動態勢のおくれというのは出ても仕方がないと思います。ですから、この災害時優先電話は一体どの電話なのかという区分けが必要になっていると思いますが、その区分けはどのようにされているか、お聞かせをください。
そして最後に、災害時に対する市長や市議会に対しての対応がどうなっているのかをお聞かせいただきたいと思います。
以上で壇上からの質問を終わります。

◎助役(加島保路)  続きまして、災害時における連絡体制でございます。災害時の回線が過飽和状態となると、議員ご指摘のように、NTTは接続規制を行います。電気、ガス、それからライフライン、官公庁に対して、NTTは、電気通信事業法に基づき、優先電話の台数を割り当てて指定しておりまして、災害時の緊急通信を確保しているところでございます。現在、本庁舎では、代表電話ほか50回線を保有しておりますけれども、このうち10回線が優先電話ということになっております。市民病院、市民センター、小中学校など他の施設を含め、町田市全体に割り当てられている優先電話は110回線ございます。このほか、各市民センター、都庁、警察署、消防署などの官公庁とは、行政防災無線で連絡がとれる体制ということになっております。
本庁舎の優先電話の区分けにつきましては、まことに申しわけなかったんですが、ご質問があるまでは表示はされておりませんでした。通告がございましたので、早速割り当てられている10台の電話機に「災害時優先電話」と表示をし、関係者にも周知をいたしたところでございます。また、NTTに優先電話の割り当て数の増加を検討していただくよう、ただいま要請しているところでございますが、より一層効果的に活用できるよう、庁内の配備についても必要に応じて見直していきたいというふうに思っております。
市長や市議会に対しての連絡体制でございます。災害時における市長より助役への連絡体制は緊急を要することから、防災課長から秘書課長を通じて市長、助役に伝わるようになっております。または防災課長から直接市長、助役に連絡が入るという体制になっております。連絡方法は、NTT東日本の災害時優先電話を使用しております。災害により電話回線が寸断された場合は、NTTドコモ2台、またはKDDI2台の携帯電話の災害時優先電話を使用しております。これは、市長、助役が3台持っておりまして、防災課に1台ございます。市長が車で移動中の場合は、携帯電話の災害時優先電話または防災行政無線を使用しているところでございます。市議会でございますが、市議会への連絡体制は緊急的な招集を当面は必要としないということでございますが、状況報告及び対応報告の必要なことから、議会事務局を窓口として、防災課長から、市長と同時に議会事務局長、市議会へ連絡することとなっております。

◆3番(新井克尚) 災害時の緊急電話、本当に迅速な対応をしていただきまして、ありがとうございます。何度かこの本会議場でも災害について質問されている方もいらっしゃいまして、本当にいつ起きるかわからない災害に対しての対策ですから、こういった迅速な対応をしていただけたことを本当にうれしく思っております。また、さらに回線をふやすというお話もございました。関係部署、本当にいろんなところにかかわってくると思います。やはり回線を市役所で多く確保できることは、私はすばらしいことだと思いますので、ぜひ今後とも頑張っていただきたいなというふうに思います。

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