[ 平成17年12月定例会(第4回)−12月07日-03号 ]
1、天然ガス車等導入の経緯について。
2、廃プラスチック中間処理施設について。
3、ごみの有料化について。
4、中学生職場体験について。
5、耐震データ偽造問題について。
◆3番(新井克尚) 9月定例会同様、経過の説明等は必要ありませんので、簡潔に結論だけお答えいただきますようお願いを申し上げ、通告に基づき一般質問を行います。
1、天然ガス車等導入の経緯について。いつごろからどういう計画だったのか、現状はどうなっているのか、今後の方向性はどうなっているのか、お答えください。
2、廃プラスチック中間処理施設について。
この件については請願もたくさん出ており、請願内容と質問項目が重なった場合、請願内容にかかわることは聞けないというルールがあります。個人的には、この施設計画は凍結または白紙撤回をした上で市民と話し合うべきと考えますが、そういった質問をしますと、請願項目と重なってしまいますので、重ならないように質問をいたします。
(1)契約の流れはどうなっているのか、閉会中に開催された都市環境常任委員会である程度の流れはわかりましたので、もう少し詳細な部分をお伺いいたします。
契約までの流れとして、まず今後、都市計画審議会にかけられる。許可を取得しないと、建築確認は申請できない。その際、1、町田市の都市計画上、支障があるのかないのか、2、公害問題の観点、3、ある程度関係住民の方と調整がされたという3つの要件が必要である。一般廃棄物の処理施設の許可の手続など、諸手続が完了し、施設が完成した時点で市は処理委託の契約を締結することになるということでしたが、都市計画審議会にかかるのはいつなのかということが1点目。手続を終えないと業者は施設をつくれないのかどうか、これが2点目。手続をしながら施設建設は進んでいくのかどうか、これが3点目。今現在の時点で市と業者が結んでいるのは何なのか、この4点をお答えください。
(2)現状をどうとらえているか。何度か住民説明会が開催され、その際の近隣住民の方の反応をどうとらえているのか、お答えください。
3、ごみの有料化について。
(1)実施後の問題点をどう把握しているか。実施して2カ月が経過をしております。問題点をどう把握しているか、お聞かせください。
4、中学生職場体験について。
実施後の評価を問う。この中学生職場体験事業ですが、子どもたちの学びの場を学校や地域の大人でつくるという本当にすばらしい事業だったと思います。異論を唱える方がいらっしゃったという話を聞いております。実施して実際どうだったのか、恐らくいろんな意見が出たのではないかと思います。お聞かせください。
5、耐震データ偽造問題について。
(1)町田市は問題ないのか。安全宣言が出た後に、やっぱり偽造されていたことが発覚をした自治体があったり、神奈川の自治体ではこんな10センチもある書類すべてに目を通せるわけないじゃないですかと市長が開き直ったり、東京都は年間約7,000件の建築確認審査を行っているそうですけれども、建築主事の人数、何と11人という話を聞きました。こういった状況が全国の自治体であるのではないかという話まで出ている中、本当に町田市は大丈夫なのか。
特に地元ではいろいろな話題がありました。新聞報道でもこうやって取り上げられましたけれども、地元の代議士もかかわって、この建築確認審査、偽造データの関係でいろいろな企業の名前が上がっている。まさしくこの町田、地元にかかわりある話でもありますので、今回の事件で名前の出ている企業がかかわったところ、市内にないのかどうか。あった場合、その調査をしたのかどうか、教えてください。
(2)市としてできる対策はないのか、これについてお答えください。
最後に、経過の説明は必要ありませんので、簡潔に結論だけお答えいただきますことを再度申し上げまして、以上で壇上からの質問といたします。
◎市長(寺田和雄) お答えを申し上げます。
幾つかの項目に分かれておりますし、それぞれ具体的な内容をはらんでおりますので、担当からお答えを申し上げますけれども、ただ1つ、廃プラスチックの問題については、現在、八王子市を巻き込んでいろいろなご心配をおかけしているところでありまして、当事者として大変恐縮をしているところでありますが、いずれにしましても、この問題については幾つかの請願が出ておりますので、市長としては、その請願審査の状況を十分見きわめながら判断をいたしたい、このように考えているところであります。
それから、特に私の方から、昨今、非常に大きな社会問題になっているマンション等の建設にあわせて、非常に耐震性を疑う、あるいはこれは全く意図的ではないかと思われるような、そういう現象がでているわけでありまして、私も非常に憤慨をしているところであります。
ご存じのように、数年前までは町田市も、この建築確認については、当然自治体の責任としてやっていたわけでありますが、法律の改正等によりまして、民間でもできるということになって以来、特にRC関係の構造物等は大部分がもう民間の手によって行われているということでありまして、そういう流れについてもいろいろな議論のあるところでありますが、しかもその行ってきたことが全く信頼性を失う、こういうことでありますので、大変残念に思っているところであります。
ただ、自治体の何か責務もあるというふうな議論もあるわけでありまして、それらについては私もちょっと心外な気もするわけでありますが、もう少しよく事態の推移とあわせて精査をして、必要ならば発言をしていかなきゃいけないというふうに考えているところであります。
ご心配の例の問題となっている姉歯という建築士の担当したものは、現在の調査では町田市ではないというふうに報告を聞いておりますが、それぞれ具体的な内容は担当からお答え申し上げます。
なお、もう1点、これは教育委員会が大変な力を入れて取り組んだところでありますが、中学生の職場体験、これは私も幾つかの中学生の実際の職場体験をしている姿を見たり、あるいは企業者と話し合ったり等々をし、また、全体の報告集会にも参加をさせていただいて、非常に関心を持って状況を見詰めていたところでありますが、大方の私の理解としては、中学生も、しかも企業も、大変好評をもって終わったというふうに思っておりますし、大きな事故もなくて大変よかったというふうに思います。
約2,800名の中学生が5日間ぶっ通しで一斉に職場体験をしたというのは、恐らく全国でも空前のことではないかというふうに思っておりますし、これをもとに東京都等も来年度に向けてさらに拡大をしていこうというふうな方針のようでもあります。私は、やはり最も多感な中学生の時期に大人たちがどういうふうな姿で働いているか、あるいは働くということはどういう意味を持つのかというふうなことを体験してもらうといういいチャンスじゃなかったかなというふうに思います。
もう1つ、私は非常に感激をいたしたのは、町田市あたりは非常に職場が少なくて、職場の確保に大変苦労をするのではないかというふうに思われました。事実当初はそうでありましたけれども、その趣旨に大変賛同をしていただいて、企業や団体の皆さんが周辺の自治団体等も含めて非常に温かいご協力をいただき、終始変わらぬ声援をいただいたということでありまして、やはり現在の社会状況、特に青少年に絡むいろいろな問題等を企業を含む大人たちが今大変心配をしている、そういうことを感じたわけであります。
やはりみんなが子どもたちの問題について期待を持って見詰めながら、しかし、応援をしていこうという気持ちになってきているというふうに感じたところでありまして、この辺は私も関係の皆さんに心から感謝をいたしたいというふうに思っているところであります。
その他はそれぞれ担当からお答え申し上げます。
◎助役(牧田秀也) ごみの有料化後の関係についてお尋ねでございますが、有料化を始める10月1日以前の内容と実施後も大体同じようなご意見を伺っておるところでございます。
その具体的な内容としては、指定袋のいわゆる金額、それから有料化によって入った、いわゆる収入の使途の関係、それから袋の大きさ、そういうことがございます。また、これからの減量施策をどうするんだというようなこと、それからボランティア袋について、やはり袋の大きさについてご意見を賜っておるところでございます。それから、今、落ち葉のシーズンでございますから、落ち葉の対策をどうするんだということも伺っておるところでございます。有料化について、大体そういうところでございます。
それから、構造計算書の偽造事件が発生をしているわけでございますが、12月7日現在で全国で208件、この姉歯さんですか、かかわったものがあるようでございます。そのうち、東京都内に80件、東京都内で偽装が発覚をしている件数は16件ございますが、町田市にはございませんでした。
そこで、この事件が発覚をして以来、町田市が直接建築確認を行っておる建物で、5階建て以上で5年以上経過をしていない資料がまだ残っているもの、確認の段階の資料が残っておるもの、26件あるわけでございますが、町田市が直接確認行為を行った26件について、構造計算書を再チェックしたところでございますけれども、偽造は発見がされなかったというのが実態でございます。
それから、この構造計算については、計算をするソフトがあるわけでございますけれども、これは国土交通省で認定を得たソフトを使う、こういうことになっているわけでございますので、それがはっきりしているものについては、チェックはしないということがあったわけでございますけれども、この部分をつかれた事件だった、このように思っています。
以上です。
◎助役(加島保路) 天然ガス車導入の経緯について申し上げます。
いつごろからどういう計画だったのかということでございます。低公害車の導入に関しましては、町田市では自動車環境管理計画書を東京都に提出し、平成13年4月1日に特定事業者の指定を受けたところです。町田市の基本方針として、低公害車を積極的に導入することに努め、平成17年度までに導入率20%を目標として定めました。
低公害車である天然ガス自動車は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量をガソリン車より二、三割低減できる上、窒素酸化物、一酸化炭素などの排出量が少なく、また硫黄酸化物は全く排出されません。しかも粒子状物質もほとんど排出されませんので、地球環境を守るという観点から導入を推進すべき自動車であるというふうに考えております。
平成13年8月には、町田市の天然ガス車第1号として軽貨物車を購入し、この年度に合計5台、翌年度に8台、その後、今年度までに20台を購入し、現在、天然ガス車は33台を保有しております。内訳は、じんかい車が22台、軽貨物9台、マイクロバス1台、起震車1台というふうになっております。
現在、町田市ではバス5台、普通自動車16台、ワゴン車16台、小型貨物28台、普通貨物12台、軽自動車185台、じんかい車72台、消防車42台、その他特殊車両を含めて四輪車合計で399台保有しております。低公害車としては、天然ガス車のほか、ハイブリッド車ですとか電気自動車、LPG車、その他、145台を導入しているところでございます。
先ほど申しました導入目標については、平成16年度の計画目標19%に対して、同年度末でこれを上回る22.5%となっております。この割合は換算基準に基づいて算出しておりますので、そのまま台数の割合とはなりませんが、当初計画の17年度で20%という計画を1年前倒しで達成することができました。
今後、環境に配慮した低公害車の導入率を高めることが地球規模での環境問題に対する重要な課題と受けとめ、きれいな大気の確保に向けてをスローガンに、庁有車の購入に関しては、天然ガス車を含む低公害車の普及を一層推進してまいります。
一方、天然ガス車については、災害時に補給拠点が少ないという問題点もございますので、この点も勘案しながら導入率を高めていきたいというふうに考えております。
◎教育長(山田雄三) 項目4の中学生の職場体験ですが、先ほど市長からもお答えがございましたが、市長には特に事業場の確保のための推進委員会、そして実施中の中学生の激励、あるいは事後の発表会すべてに出席をしていただきまして、また、あわせて必要な予算措置等、全面的にご支援をいただきまして、教育委員会としてはありがたく思っております。
それでは、市長の答弁にちょっと追加ということでさせていただきます。
中学生職場体験のねらいですが、大きく2点ございました。1点目は、キャリア教育の一環として子どもたちが自分なりの生き方を見つけ、人とかかわりながらたくましく生きる力を身につけること、2点目は、地域と学校、行政が一体となって連携を図り、地域全体で中学生の健全育成を図っていく、こういう2点がございました。
本事業の評価方法の1つとして、これらの事業のねらいの達成について、実施後に生徒、保護者、それから事業所、学校に対してアンケート調査を実施いたしました。
その概要を申し上げますと、まず1点目のねらいに関しては、職場体験を通した生徒の変容を中心に考察をすることができます。生徒は、体験を通して働く大人の姿にじかに触れ、大人は誇りを持って仕事をしていると思うかという設問に対して、「すごく思う」という回答が体験後には体験前より20%増加をいたしました。また、大人は大変な仕事でもあきらめずに頑張っていると思うかという設問についても、「すごく思った」が30%も増加をしています。生徒は、働く大人にたくましく生きる姿を見出していることがわかりました。
また、職場体験を最後までやり遂げることができたかという設問に対しては、「できた」「まあまあできた」を合わせると98%、また、有意義な体験だったかという設問については、「とても有意義だった」「まあまあ有意義だった」、これを合わせますと91%と非常に多くの生徒が達成感や満足感を感じていることもわかりました。
体験後の生徒の感想には、将来子どもに接する仕事につく自信ができたとか、あるいは仕事にとって一番大切なものはコミュニケーションだというふうに感じただとか、いろいろ前向きな反応が多くありました。
総合的に判断をすると、多くの生徒が1点目のねらいである人とかかわりながら働くことの楽しさや大切さについて学ぶことができたというふうに思っております。
次に、2点目のねらい、地域全体の健全育成の取り組みに関してですが、事業所のアンケートを中心に考察をすることができると思います。
事業所に向けたアンケートのうち、受け入れ生徒について「よかった」「まあよかった」を合わせると98%とおおむね好意的に受けとめていただいております。また、この活動を通して生徒に好ましい変化が見られたかという設問に対しては、「十分にみられた」「みられた」を合わせますと83%と多くの事業所が生徒の成長を認めてくださっております。
それから、記述式の回答にも「『今時の中学生は』とよく言われるが、しっかりしていてよく働いた」「生徒を地域で育てるという方向性は好ましい」、「生徒らは学校ではできない貴重な体験をし、多くのことを学べたと思う」といった好意的な内容が多く見られました。
これらのことから、多くの事業所が生徒を受け入れてくださったこと、中学生を温かく見守ってくださったことをうかがうことができ、地域全体で健全育成にかかる素地の形成が多少なりとも図れたのではないかというふうに感じております。
それから、学校へのアンケートの中では、半数近くがとても有意義だった、地域のかかわりがとても深まったと回答している一方で、行事が続きハードスケジュールとなってしまった、準備時間が短かったという声も多く聞かれ、今後は実施時期の設定についての改善が必要であるというふうに考えます。
いずれにしましても、教育委員会といたしましては、今後ともアンケート結果や事業所、学校、保護者等の声に耳を傾け、中学校校長会とも十分に相談、調整を図りながら、来年度の職場体験事業がさらに発展したものになるように努力をしてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) お答えいたします。
1点目の天然ガス車の関係でございますけれども、清掃事業部の関係ではアームロール車を除いたじんかい収集車69台のうち、天然ガス車が22台、LPG車が16台、そして排ガス対策は当然講じておりますけれども、ディーゼル車が31台という状況になっております。今後につきましては、災害時の応援対応を考えますと、ディーゼル車をなくすことは現状ではちょっと難しいのかなというところはございますけれども、天然ガスの供給スタンドも新たな予定もあるようですので、できる限り天然ガスの導入を進めていきたいというふうに思っております。
続きまして、廃プラスチックの関係でございますけれども、契約の流れでございます。公募に際しては、事業者に示している説明書の中では、受託候補者になった事業者には留保条件として、本件の契約の成立に当たっては次に掲げる事項を条件とするといたしまして、1として、委託者である町田市において本件事業に係る当該年度予算が成立していること、また2として、候補者は建築基準法第51条ただし書きに規定する許可を受けていること、3として、候補者は廃棄物処理法第8条に規定する許可をプラスチック製容器包装の処理に関して得ていること、4として、その他関係法令の基準を満たしていることとしております。したがいまして、今お話しさせていただきました条件が整った段階で契約という形になります。
続きまして、都市計画審議会等のご質問がございました。都市計画審議会にいつかかると考えているのかということにつきましては、都市計画審議会にご審議をお願いするためには、一定の条件整備が必要になると思いますので、いつの審議会ということにつきましては、今の段階では明確にお答えするまで至っていないというふうに思っております。
あと、手続を終えないと業者は施設をつくれないのかということにつきましては、都市計画審議会の議を経て、第51条のただし書きの許可を得てからでないと建築確認の申請もできませんので、東京都の一般廃棄物の処理許可も含めまして、一連の手続が終了しませんと、受託候補事業者の方で施設建設に着手するということは困難だと考えております。したがいまして、手続をしながら施設建設が進んでいくのかということにつきましては、それはできないというふうに考えております。
あと、今現在の時点で市と業者が結んでいるものは何かということにつきましては、具体的に契約等を取り交わしている、締結しているものはございません。ただ、内容といたしましては、当然公募した際の説明書に書かれている事項、それとあと受託候補者に出しました受託候補者になったことの決定通知、選考結果の通知、それになります。
あと、現状をどうとらえているかということでございますけれども、現在の焼却、埋め立てから脱却して環境をよくしたい。次世代によりよい環境を引き継いでいきたいという思いで取り組んだ事業ですけれども、テレビや新聞等で取り上げられまして、今日のような状況になってしまったことにつきましては大変申しわけなく思っております。
現状については、今までの説明会の状況、また周辺地域の町田市や八王子市の方からの反対の署名、また「市長への手紙」等多くをいただいております。そういう状況の中で、大変厳しい状況だというふうには認識しております。
続きまして、有料化の関係でございます。有料化の関係では、実施後の問題点、課題の関係でございますけれども、集合住宅で可燃ごみと不燃ごみが従前の集積所収集になるところでは、かなり徹底されているところもございますけれども、まだ指定収集袋以外で出されるケースもございます。また、可燃ごみと不燃ごみが戸別収集になったところで、実際には資源の集積所になっているわけですけれども、そこに燃やせるごみ、燃やせないごみが指定収集袋で出されたり、レジ袋で出されるケースも、特に街道沿いでちょっと見受けられます。
また、制度の面では、剪定枝につきまして2束まで無料ということにいたしましたけれども、先ほど助役の方からもございましたけれども、落ち葉の関係とか、あと束にできない剪定くず、それと草もちょっと課題なのかなと。その辺のところの取り扱いが課題だと思っております。
また、ボランティア袋の関係では、公園とか街路樹からちょうど今、落ち葉が落ちる時期で、ご意見もいただいているんですけれども、量が多いので、ボランティア袋では小さ過ぎるというご意見をいただいております。
また、おむつ袋の配付場所がちょっと少ないということと、あと指定収集袋の取扱店からは、販売手数料の率がちょっと町田市は低いという部分もご指摘いただいております。
そういうような中で、街路樹とか公園からの落ち葉について、ボランティア活動で集めていただいているところにつきましては、ちょっと早急に、近々見直しを図って、ボランティア登録している人に通知をしていきたいというふうには思っております。
そのほかの制度面の課題につきましても、見直しを含めて十分検討していきたいというふうに思っております。
以上です。
◆3番(新井克尚) 別の方がお答えされた内容については、できれば割愛をしていただきたいというふうに思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
まず、4番の職場体験のところから行きます。本当にすばらしいと思います。子どもたちの学びの場を一生懸命つくられた教育委員会の皆さん、そして学校教育部の皆さん、お疲れさまでございました。今の答弁で聞いてわかるとおり、皆さんも本当にすばらしい事業を行いましたし、よく頑張られたと私も考えております。すべての子どもは必ず伸びます。その子どもたちのために一生懸命やったことですから、現場の声、現場の声という声が上がっていたようですけれども、子どもたちの学びの場をつくることこそがまさしく現場ですから、異論をおっしゃっていた方たちも、次からは全面的に協力をしていただけるのではないかというふうに思います。
子どもたちの学びの場をつくることよりも、自分たちの権利を主張するなら別ですけれども、こういったことは、やはりすべては子どもたちのためにあるわけですから、改善すべきところはぜひ改善をしていっていただいて、これからも胸を張って子どもたちのために日々努力をしていただければというふうに思います。この件については答弁は必要ありません。
次に、耐震データ偽造問題についてでございます。IBMグラウンド跡地のマンションの建築確認、この確認済み証を出した会社が奈良県と北九州市のホテルの偽装を見抜けなかった日本ERIという会社だったということはご存じでしょうか。この会社は、平成14年10月に確認検査員でないものが確認検査を行ったとして業務停止1カ月の処分を受けているところです。
このマンションは、ご存じのとおり高台にあり、もし偽造が見抜けていなかったとしたら、姉歯さんではないかもしれませんけれども、それ以外のところでももし似たようなことがあった場合、安心安全の町づくりの観点からも近隣住民の不安はかなり大きなものになります。ですので、建設中のこの機にこの建物を行政としてチェックすべきと考えますが、ご意向を簡潔にお聞かせください。
◎都市計画部長(神蔵孝司) それでは、お答え申し上げます。
確かに現在、長谷工がやっているマンションは日本ERIが確認をおろしております。再チェックを市ができるかどうかでございますけれども、市としましては、今回、あの事件が発生して以降、ホームページで12月2日現在載せてございます。これはあくまで現在、町田市に物件があるかどうか、それとあわせて市の窓口、建築指導課が窓口になってございます。それとあわせまして相談窓口、別のところでございますが、物件の再チェック、安全性のチェック、これを現在行っておりますのが東京都の建築士事務所協会及び日本建築構造技術者協会がやってございます。この辺のご案内も差し上げております。
そんなこともございまして、そのホームページからいろいろ問い合わせがございます。今言われたような安全性を確認してほしいという要望もございますが、現状のところ、その2つの協会にお願いしてございます。今後、いろいろ同じ問題が起きていますので、東京都並びに特定行政庁8市、これの足並みをそろえる必要があると思います。今後の課題となっております。
以上でございます。
◆3番(新井克尚) ぜひそういった確認をしたデータを広く公表していただいて、本当に安心して住めるのかどうかということについては行政として責任を果たしていただきたいというふうにお願いを申し上げます。この件についてはほかにも通告をされている方がたくさんいらっしゃいますので、あとはほかの皆さんにお任せをしたいというふうに思います。
ごみの有料化についてですけれども、指定袋でない袋で出されたごみ、この件についてお話がありました。確かに放置され続けていて、異臭を発しているということで苦情が出ているというお話も聞いております。これは苦情が出た場合、そのごみを持っていくという話を聞きましたが、それは本当なのかどうか、確認をさせてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) ルール違反の部分につきましては、説明会等でも2週間程度は置かせていただきたい、そういう中で周知徹底を図っていきたいというお話はさせていただいております。そういう中で、状況によってはその前に対応することもあります。いずれにしても、10月末の時点で一たんはすべて1回整理しております。ただ、その後出てきている部分も見受けられます。
ただ、今後は、やはりただ持ってくるだけではなくなりませんので、その場所に、その後、看板を立てたり、いろいろやっておりますけれども、最終的には中身を見て出している人がわかれば、そこに連絡するとか、そういったこともやっていかなきゃいけないだろうというふうに思っております。
◆3番(新井克尚) 苦情が出て行政が回収をしてしまえば、何だ、持っていくんじゃないかということももちろん考えられますので、この辺は、やはりある程度厳しくしていかなきゃいけないのかなというふうにも思います。
あと、隣の多摩市が違反者は広報で名前を公表するというような話も進めているようですので、ぜひそういったことも参考にしていただきながら、公平なルールを徹底していただきたいというふうに思います。
あと、おむつ袋です。やはりあれはオレンジですね。黄色とは違うなと、一目でわかります。人によって違うのかもしれませんけれども、並んでいると明らかに違うんですよ。なので、お子さんがいらっしゃるところは問題ないと思います。お年寄りはなかなか出しづらいのかなというのが率直な感想です。この点について、もう1度考え直された方がいいのかなと。
あともう1つ、お話もありましたけれども、配付するところが少ない。これは夫婦共働きのところでとりに行くところがないんですよ。帰ってきて夜とりに行こうとしても、役所はやっていない。町田駅周辺にとりに行こうとしても、どこにとりに行けばいいんだと。実際もらう側の立場から考えると、24時間とは言わないまでも、町田駅周辺で土日があいているところにせめて置いてくれれば、それをここで配付をしていますということを広報していただかないと、やはりこういった混乱はし続けるのかなと思いますので、ぜひこの点についても改善をしていただきたいと思いますが、見解をお聞かせくたざい。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) おむつの袋の色につきましては、いろいろご意見をいただいて、最後の段階までなるべく黄色系のところで目立たないようにというところの考えもありました。そういう中で、私もそれを気にして集積所とか、個人のお宅——個人のお宅が特に多いですね。見させていただいております。ちょっと印象の部分は若干違いはあるのかなとは思いますけれども、今後の検討の1つとさせていただきたいと思います。
次に、配付場所の関係でございますけれども、あと考えられるのは保育園等に通っておられますので、ただ、また個人情報の取り扱い等もありますので、その辺をクリアさせながら、やはりこれは拡大していかないといけない、そういうふうには思っております。
◆3番(新井克尚) おむつは外側がほとんどが白いと思いますので、袋の中に入れると白なので、やっぱり色が見えてくるんですよ。その辺、ぜひもう1度検討していただければと思います。おむつ袋に関しても迅速に対応していただきたいというふうに要請をいたします。
料金については、お話も出ておりましたとおりだと思います。やはり異論が結構出ております。この辺については、高嶋議員も通告されておりますので、あとは高嶋議員にお任せをしたいと思います。
天然ガスの方に移ります。2001年の4月1日に指定を受けて、そこから天然ガスの導入を始めたということなんですけれども、天然ガス車を導入するに当たって、やはりその補給する場所がないと困るわけですよね。資料請求させていただいたところ、今、町田には3カ所あると。町田市下小山田町3460のリサイクル文化センター内と町田市木曽町489、株式会社渋谷石油、町田市鶴間1772−1、株式会社一光、この3しゃが、3つが、3カ所があるということで、一番どうやら早く導入されたのがこの4月1日の2日前ですか、2001年3月30日、町田エコステーション、東京ガス株式会社直営、そして2001年の8月ですか、2002年の8月かな——にリサイクルセンターですかね。2002年の8月ですね。ということは、その前に、この2002年2月25日、246沿いの横浜インターエコステーション、コスモ石油株式会社経営という順番になっているかと思います。
やはりステーションをどこに導入するかというのは、いろいろと打ち合わせをするのかなと思うんですが、以前いただいた資料を見ますと、市が補給する施設はどこがどのように告知して応募に至ったのかという請求に対して、天然ガス車導入に伴い、清掃事務所と日本ガス協会で打ち合わせをしたと書いてありますが、この市内3つのステーションともそうなんでしょうか。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) リサイクル文化センターに設置したのは、当然私どもが関与した中でございます。それで、2001年10月ですね。今、2年というお話だったですけれども、2001年でございます。あと、ほかの部分につきましては、こちらの方では直接関与はしておりません。
◆3番(新井克尚) ということは、これは日本ガス協会の方でやられたんですかね。それは確認はされていないですか。いや、東京都の指定を受ける前の段階で、既にエコステーションは1つ整備されているので、それでやっと市も動き出せるのかなというふうには思うんですけれども、この早い段階でエコステーションを整備しているところがあるわけですから、これはどういう経緯でそうなったのかというのを知りたいんです。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 大変申しわけありません。市に設置した以外のところにつきましては、こちらの方では特に相談したとか、事前の話というのはなかったと思います。
◆3番(新井克尚) 指定を受けて導入をするならわかるんですが、その前に既にもう入っているところがあって、これは、じゃほかのところで需要が見込めたのかどうかは、その辺は民間の会社なのでわかりませんけれども、ちょっと不思議だなというふうに思いましたので質問をさせていただきました。市の方では、もちろんその辺は市の中のものについて検討されるでしょうから、わからないというのはそのとおりなのかなというふうに思っております。
この一番早くできたステーションなんですけれども、以前、部長とお電話をさせていただいて確認を、どこが一番初めにできたんですかねというお話をさせていただいたときに、渋谷佳久議員のところですというお話をいただいたんですが、それは間違いないですか。(「ちょっとまずい言い方じゃないの、その言い方は」「会社名で言えよ、会社名で」「いいの、そのままの言い方で」と呼ぶ者あり)
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) あと鶴間に1カ所あるわけですけれども、ちょっとその辺のところ、我々の方でつかんではおりません。どちらが早いとかですね。
◆3番(新井克尚) 資料請求で出てきたところには2001年3月30日と書いてあるんですが、では確認をいたしますけれども、その電話でお伺いしたのが2001年3月30日、町田エコステーション、これが一番データでは早いわけですよ。
ここを資料請求したデータを見ますと、木曽町489でしたっけ、あら、資料が——489ですね、株式会社渋谷石油とか書いてあります。佳久議員のところですけれども、お答えになられていましたよね、電話では。(「いいの、そんな言い方で」と呼ぶ者あり)何か自民党の議員さんからすごいやじが飛んでいるんですけれども、何かまずいんですかね。(「当たり前だよ、自分で決めることだよ」と呼ぶ者あり)間違いないですか、それを確認させてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) その調査につきましては、じんかい収集車の関係での調査だったんじゃないかとは思いますけれども、それは事実の部分で報告をしたということですので、ご理解いただきたいと思います。
◆3番(新井克尚) 木曽町489、株式会社渋谷石油で間違いないですね。(「さっきのも訂正しろよ、だったら」と呼ぶ者あり)一番初めにできたところが……(「だったら訂正しろよ、そんな言い方するんだったら」と呼ぶ者あり)間違いないですね。(「きちんと答えろよ、きちんと」と呼ぶ者あり)
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) あとは鶴間、市内では……(「あとはの話は聞いていないです。ちゃんと答えてください」と呼ぶ者あり)その調査でお答えしたとおりだと思います。(「じゃ、どこですか、答えてください。間違いないですか、答えてください」と呼ぶ者あり)今、その調査、回答したものを持っておりませんので……(「今あるところを聞いているんじゃないですか。何で答えられないんですか。おかしいじゃないですか。ちゃんと答えてください。そうなんですか、違うんですか。知らないわけないでしょう」と呼ぶ者あり)こちらでは2001年3月と把握しております。(「が何ですか、そうなんですか、間違いないんですか、答えてください」「議長、ちゃんとやってよ」「ちゃんと」「ちゃんと議長やってよ」「指名しろよ、発言しているんだったらよ」「ちゃんと答えていないから答えさせているんでしょう」と呼ぶ者あり)
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) (続) 2001年3月に木曽町に民間の供給スタンドがオープンしたということです。
◆3番(新井克尚) 新しいところがリサイクル文化センターの横に整備されるという計画があるという話は本当でしょうか。
◎環境・産業部長(山下久) 東京ガスの方からですけれども、天然ガス車が普及しない、環境に優しいというようなことで、やはり普及しない理由はガスステーションが少ないというようなことから、私どもも環境基本計画の中で低公害車の普及というようなことをうたっております。市の方では、先ほど申し上げましたように、22.5%という普及をしていますけれども、民生用の方についてはなかなか進んでおりません。
そういう中で、スタンドをというようなことで、北の方にはありませんので、東京ガスさんとご協議する中で、東京ガスの直営店というようなことで、市で取り組んでいきたいということで庁内調整をして建設を予定しているところです。これは東京ガスが直営でやる事業でございますけれども、以上です。
◆3番(新井克尚) 直営を強調されていますが、管理運営するところは別ということもあり得るということはぜひ知っておいていただきたいというふうに思います。それはもう確認済みです。この件については、たくさんのやじもいただきましたし、この辺で終わりたいというふうに思います。(「取り消さないんだったら、そのままで通せよ」と呼ぶ者あり)
2、廃プラスチック中間処理施設についての質問をいたします。
契約の流れはどうなっているのかという中で、常任委員会の行政報告の質疑で、市が契約しなかったらというものに対し、公募の条件の中で施設ができ上がったらというのがある。留保条件を設けているので大丈夫、業者との間に賠償問題にならないのかという質疑に対しては、留保条件の内容を入れていて、それを了解した上で応募していると理解していると発言をされていますが、市が契約をしなかった場合は、絶対に賠償問題にならないのか、それともなる可能性があるのか、お答えください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) この留保条件につきましては、民間の施設ということで、民間の事業者の方で手続を進めることを想定しての留保条件でございます。したがいまして、市の方が、こういう状況の中で事業者のその手続がとまるというような状況については、いろいろ取り扱いは出てくるのかなというふうに思っています。
◆3番(新井克尚) いろいろ取り扱いが出てくるのかなというのは、絶対に賠償問題にならないのか、それともなる可能性があるのか、どちらですか、お答えください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 今の段階でなるならないというのははっきりは申せません。やはりそれはちょっと話を、協議をしなければいけないというふうには思っております。
◆3番(新井克尚) 可能性があるのかと聞いているので、1%でも訴訟を起こせる、法律的に問題がなければ、あるというお答えでお願いいたします。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 状況的に全く事業者の方が手続に入れないというような状況になりますと、やはりその部分につきましては、一定の協議をした中でやっていかなきゃいけないだろうと。ですから、今の段階で1%か2%かあるなしじゃなくて、やはり協議はする必要があるというふうに思っております。そういう余地があるということです。
◆3番(新井克尚) 市がつくりたい、公募をします。業者さん、手を挙げてください。実際、手を挙げました。進めようとしたら、それは今後どうなるかによるんですけれども、まだ議会での議決はありませんよね。ということは、議会が認めませんでしたというようなことがあった場合、だから、契約できませんということになる可能性ももちろんあるわけですよね。どうして議会にかけないで、どんどん話がこうやって進んでいくんでしょうか。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 議会の関係につきましては、公募方式をとったときには、どうしても委託の関係の段階になる。そういう中で、公募方式をとることについての報告はさせていただいたわけですけれども、手続が終了して契約と。整備されて契約と。ですから、その段階で予算の関係もご審議をお願いするという形になってまいります。
◆3番(新井克尚) 経過の説明を聞いたのではなく、どうして議会にかけないで話がどんどん進んでいくのかと聞いているんです。なぜですか。だれかやると言いましたか。聞かせてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) この方法ですと、どうしても契約のご審議を議案として上程するのは、この段階になるということです。
◆3番(新井克尚) どんどん進めていって上程をして、じゃ、議会がもし万が一反対をした場合、契約できませんでした。業者が訴えてきます。そういう流れで本当にいいんですか。そういうことも可能性としてはあるわけですよね。なぜそれで進めるのかというのがわからないんです。なぜなんでしょう。
すべて業者が土地を買いました、じゃ、都市計画審議会の議も経ました。施設ができ上がりました。あとは議会にかけるだけです。議会にかけました。しかし、議会は反対をすることもある。可決をされないこともある。でも、業者は土地まで買って、施設も全部つくって、何だ、市はやらないのか、おかしいじゃないですか。こんな無責任な話はないですよ。なぜこういった形で進めるんですか。
これは、やはりこの進め方自体を改めていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思います。今までも何度もありましたけれども、わかば保育園のときも、もう委託先まで決まって、もう4月1日から運営です。3月の終わりに議会が否決しましたね。困ったじゃないですか。臨時議会まで、どうすればいいんだと。
文学館の土地の購入の話、まだ議会にかけられていないのに実施設計もして、土地を買わなかったらどうするんだ。いや、委員会で報告をして内諾を得ています。委員会に報告すれば内諾なんですかね。イコール議会が議決するんですかね。そんなおかしな話はないですよ。これはまさして議会軽視であるというふうに私は思うんです。
報告をしていけばいいということではなく、やはりある一定の段階で、議会でどういう判断があるのかというのを聞いた上で進めていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思いますけれども、これについてご見解をお聞かせください。(「自信と責任があると言えよ、はっきり」「市長」「部長じゃないだろう」「市長に答弁求めろよ、担当者が気の毒だよ」と呼ぶ者あり)
◎助役(牧田秀也) この種の事業については、いろいろなやり方があろうかと思います。そういう中で、その事業について行政報告などもさせていただきながら、議会のご意見なども伺う中で事業を進めていく。日ごろ、議会とそれから執行側は車の両輪だ、こういうことを言われているわけでございます。十分意見を交換しながら進めていく、こういうふうに思っているところです。
◆3番(新井克尚) 説明をしていって進めていく、説明をして納得がいかなかった場合は、その後、否決もあり得るということをぜひ知っておいていただきたいというふうに思います。
安全面についてちょっとお伺いをいたします。いろいろな意見が恐らく出ております。部長もさんざん答弁をされていらっしゃるので、もうすべてお話ししてもあれかもしれませんけれども、そんな中で、この「広報まちだ」12月1日号、ごみの資源化特集号、こういうものを全戸配付しましたね。これを読む限り、この事業は問題ないんだ、だから、進めるんだというような内容ですけれども、これが私が何度か参加をした住民説明会で質問をしている内容はほとんど——というか全く書いていない。その質問に対する対応が書いていない。
長野のデータがどうのこうの。2つとも冬で南の観測地点がない。冬の季節を考えると、南に風が向くはずだから、南のデータがあってしかるべきだとか、アルデヒト濃度が非常に濃い。このデータを16年度観測して高かったから、16年度はやらなかったが、隠しているかどうか、これは疑わしいデータだというような話もあります。24時間測定は出た量を24で割った平均値です。午後1時にピークになった場合、これが10だ。でも、それも24で割ったら0.41になる。これはまさしく数字のトリックである。毒性のものが未知なのに、なぜ安全と言えるのか。すべてのものが90%取り除かれるわけではない。毒性のあるもの、未知なものの中で、活性炭で少しも除去できないものがある可能性があるのに安全と言うのはおかしい、こういった意見が出ていましたね。
それに対して、部長がどういうお答えをされたのか。なぜこういうのに載せないんですかね。これはもう本当に市の言い分ですよ。そうではなく、説明会でこういう質問が出て、担当者がこう答えた。これも町田市の全市民に広報すべきじゃないかというふうに思いますが、いかがですか。(「議会の答弁」と呼ぶ者あり)一般質問でもできます。大丈夫です。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 説明会の中では、ご承知のとおり、いろいろなご意見をいただいております。そういう中で、ちょっと1つだけ、24時間の部分につきましては、これは杉並の中継所の話で出たんですけれども、これは24時間ではなくて、稼働している時間帯での調査でございました。
いずれにしましても、市の方も、やはりこの問題、プラスチックの資源化というのは、今回、有料化実施前におきましても、要望がありまして、こちらの方でも検討していくというお話をさせていただいておりましたので、やはり多くの方にお知らせしたいということで配付したわけでございます。
そういう中で、その質問項目につきましては、こちらの方としては、安全性のところとか、場所の話とか、一定の部分では入れさせていただいたというふうに思っております。
◆3番(新井克尚) 都合のいい書き方と悪い書き方というのがあると思うんですね。言われたとおりに質問を書いていただければ、一番間違いないと思います。説明会での答弁でも、地球温暖化を防止するとか、ダイオキシン抑制という話がありましたけれども、実際この今の炉はプラスチックがなくなるとカロリーが低くなりますね。生ごみが入っていて水分があるので、よりダイオキシンが出やすくなる、こういった話もありますよね。
そうなった場合、灯油を加えて燃やす。これだと、なおさら二酸化炭素が出ますよね。その辺、やはりつじつまがなかなか合っていないというふうにも思います。ぜひその住民説明会であった質問等は、そのまま載せていただいて、それも全戸配付をするべきだというふうに思いますので、ぜひ検討し、そして実行していただきたいというふうに思います。
最後の方になりますけれども、市長にお伺いをいたします。請願の内容で判断をしていきたいというご答弁を先ほどいただきました。これははっきりと聞きたいんですけれども、請願の内容によっては、凍結または白紙撤回をするという判断もあるというふうにとってよろしいんですか。お答えください。
◎市長(寺田和雄) 請願の内容も、私は縦横に判断をして、その段階で何らかの対応を考える、こういうことでありますから、きょうここではお答えできません。
◎助役(牧田秀也) 12月1日号で特集の広報を出したわけでございますけれども、その内容について不満だというんでしょうか、まだ意見がある、こういうご意見でございました。実態は実態として、特集号で別立てで組めるかどうかわかりませんけれども、QアンドA的なものは、しっかりと実態を市民に知っていただく努力はしたいというふうに思います。
◆3番(新井克尚) 牧田助役から本当にすばらしい答弁をいただきました。ぜひそれを作成する際には、地元の住民の方々に1度見ていただいて、これなら出していいかというのを確認していただいた上で、行政に都合のいい情報だけではなく広報していただくよう、あわせて申し上げたいというふうに思います。
そして、今の段階でははっきりとは言えないというお話でしたけれども、この施設計画、凍結や白紙撤回になった場合、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律に、これは違反にはなりませんよね。その確認をさせてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 法律上は、いつまでに実施しろという義務規定ではございません。責務規定ですので、できる限りそれは努力するという規定でございます。
◆3番(新井克尚) 最後に、市長、やはり住民の皆さん、市長がこの説明会等に来て発言をしていただきたいということもおっしゃられています。ぜひこの声を真摯に受けとめていただいて、この問題に当たっていただきますようお願いを申し上げて、以上で私の質問を終わります。
1、天然ガス車等導入の経緯について。
いつごろからどういう計画だったのか、現状はどうなっているのか、今後の方向性はどうなっているのか、お答えください。
2、廃プラスチック中間処理施設について。
この件については請願もたくさん出ており、請願内容と質問項目が重なった場合、請願内容にかかわることは聞けないというルールがあります。個人的には、この施設計画は凍結または白紙撤回をした上で市民と話し合うべきと考えますが、そういった質問をしますと、請願項目と重なってしまいますので、重ならないように質問をいたします。
(1)契約の流れはどうなっているのか、閉会中に開催された都市環境常任委員会である程度の流れはわかりましたので、もう少し詳細な部分をお伺いいたします。
契約までの流れとして、まず今後、都市計画審議会にかけられる。許可を取得しないと、建築確認は申請できない。その際、1、町田市の都市計画上、支障があるのかないのか、2、公害問題の観点、3、ある程度関係住民の方と調整がされたという3つの要件が必要である。一般廃棄物の処理施設の許可の手続など、諸手続が完了し、施設が完成した時点で市は処理委託の契約を締結することになるということでしたが、都市計画審議会にかかるのはいつなのかということが1点目。手続を終えないと業者は施設をつくれないのかどうか、これが2点目。手続をしながら施設建設は進んでいくのかどうか、これが3点目。今現在の時点で市と業者が結んでいるのは何なのか、この4点をお答えください。
(2)現状をどうとらえているか。何度か住民説明会が開催され、その際の近隣住民の方の反応をどうとらえているのか、お答えください。
3、ごみの有料化について。
(1)実施後の問題点をどう把握しているか。実施して2カ月が経過をしております。問題点をどう把握しているか、お聞かせください。
4、中学生職場体験について。
実施後の評価を問う。この中学生職場体験事業ですが、子どもたちの学びの場を学校や地域の大人でつくるという本当にすばらしい事業だったと思います。異論を唱える方がいらっしゃったという話を聞いております。実施して実際どうだったのか、恐らくいろんな意見が出たのではないかと思います。お聞かせください。
5、耐震データ偽造問題について。
(1)町田市は問題ないのか。安全宣言が出た後に、やっぱり偽造されていたことが発覚をした自治体があったり、神奈川の自治体ではこんな10センチもある書類すべてに目を通せるわけないじゃないですかと市長が開き直ったり、東京都は年間約7,000件の建築確認審査を行っているそうですけれども、建築主事の人数、何と11人という話を聞きました。こういった状況が全国の自治体であるのではないかという話まで出ている中、本当に町田市は大丈夫なのか。
特に地元ではいろいろな話題がありました。新聞報道でもこうやって取り上げられましたけれども、地元の代議士もかかわって、この建築確認審査、偽造データの関係でいろいろな企業の名前が上がっている。まさしくこの町田、地元にかかわりある話でもありますので、今回の事件で名前の出ている企業がかかわったところ、市内にないのかどうか。あった場合、その調査をしたのかどうか、教えてください。
(2)市としてできる対策はないのか、これについてお答えください。
最後に、経過の説明は必要ありませんので、簡潔に結論だけお答えいただきますことを再度申し上げまして、以上で壇上からの質問といたします。
◎市長(寺田和雄) お答えを申し上げます。
幾つかの項目に分かれておりますし、それぞれ具体的な内容をはらんでおりますので、担当からお答えを申し上げますけれども、ただ1つ、廃プラスチックの問題については、現在、八王子市を巻き込んでいろいろなご心配をおかけしているところでありまして、当事者として大変恐縮をしているところでありますが、いずれにしましても、この問題については幾つかの請願が出ておりますので、市長としては、その請願審査の状況を十分見きわめながら判断をいたしたい、このように考えているところであります。
それから、特に私の方から、昨今、非常に大きな社会問題になっているマンション等の建設にあわせて、非常に耐震性を疑う、あるいはこれは全く意図的ではないかと思われるような、そういう現象がでているわけでありまして、私も非常に憤慨をしているところであります。
ご存じのように、数年前までは町田市も、この建築確認については、当然自治体の責任としてやっていたわけでありますが、法律の改正等によりまして、民間でもできるということになって以来、特にRC関係の構造物等は大部分がもう民間の手によって行われているということでありまして、そういう流れについてもいろいろな議論のあるところでありますが、しかもその行ってきたことが全く信頼性を失う、こういうことでありますので、大変残念に思っているところであります。
ただ、自治体の何か責務もあるというふうな議論もあるわけでありまして、それらについては私もちょっと心外な気もするわけでありますが、もう少しよく事態の推移とあわせて精査をして、必要ならば発言をしていかなきゃいけないというふうに考えているところであります。
ご心配の例の問題となっている姉歯という建築士の担当したものは、現在の調査では町田市ではないというふうに報告を聞いておりますが、それぞれ具体的な内容は担当からお答え申し上げます。
なお、もう1点、これは教育委員会が大変な力を入れて取り組んだところでありますが、中学生の職場体験、これは私も幾つかの中学生の実際の職場体験をしている姿を見たり、あるいは企業者と話し合ったり等々をし、また、全体の報告集会にも参加をさせていただいて、非常に関心を持って状況を見詰めていたところでありますが、大方の私の理解としては、中学生も、しかも企業も、大変好評をもって終わったというふうに思っておりますし、大きな事故もなくて大変よかったというふうに思います。
約2,800名の中学生が5日間ぶっ通しで一斉に職場体験をしたというのは、恐らく全国でも空前のことではないかというふうに思っておりますし、これをもとに東京都等も来年度に向けてさらに拡大をしていこうというふうな方針のようでもあります。私は、やはり最も多感な中学生の時期に大人たちがどういうふうな姿で働いているか、あるいは働くということはどういう意味を持つのかというふうなことを体験してもらうといういいチャンスじゃなかったかなというふうに思います。
もう1つ、私は非常に感激をいたしたのは、町田市あたりは非常に職場が少なくて、職場の確保に大変苦労をするのではないかというふうに思われました。事実当初はそうでありましたけれども、その趣旨に大変賛同をしていただいて、企業や団体の皆さんが周辺の自治団体等も含めて非常に温かいご協力をいただき、終始変わらぬ声援をいただいたということでありまして、やはり現在の社会状況、特に青少年に絡むいろいろな問題等を企業を含む大人たちが今大変心配をしている、そういうことを感じたわけであります。
やはりみんなが子どもたちの問題について期待を持って見詰めながら、しかし、応援をしていこうという気持ちになってきているというふうに感じたところでありまして、この辺は私も関係の皆さんに心から感謝をいたしたいというふうに思っているところであります。
その他はそれぞれ担当からお答え申し上げます。
◎助役(牧田秀也) ごみの有料化後の関係についてお尋ねでございますが、有料化を始める10月1日以前の内容と実施後も大体同じようなご意見を伺っておるところでございます。
その具体的な内容としては、指定袋のいわゆる金額、それから有料化によって入った、いわゆる収入の使途の関係、それから袋の大きさ、そういうことがございます。また、これからの減量施策をどうするんだというようなこと、それからボランティア袋について、やはり袋の大きさについてご意見を賜っておるところでございます。それから、今、落ち葉のシーズンでございますから、落ち葉の対策をどうするんだということも伺っておるところでございます。有料化について、大体そういうところでございます。
それから、構造計算書の偽造事件が発生をしているわけでございますが、12月7日現在で全国で208件、この姉歯さんですか、かかわったものがあるようでございます。そのうち、東京都内に80件、東京都内で偽装が発覚をしている件数は16件ございますが、町田市にはございませんでした。
そこで、この事件が発覚をして以来、町田市が直接建築確認を行っておる建物で、5階建て以上で5年以上経過をしていない資料がまだ残っているもの、確認の段階の資料が残っておるもの、26件あるわけでございますが、町田市が直接確認行為を行った26件について、構造計算書を再チェックしたところでございますけれども、偽造は発見がされなかったというのが実態でございます。
それから、この構造計算については、計算をするソフトがあるわけでございますけれども、これは国土交通省で認定を得たソフトを使う、こういうことになっているわけでございますので、それがはっきりしているものについては、チェックはしないということがあったわけでございますけれども、この部分をつかれた事件だった、このように思っています。
以上です。
◎助役(加島保路) 天然ガス車導入の経緯について申し上げます。
いつごろからどういう計画だったのかということでございます。低公害車の導入に関しましては、町田市では自動車環境管理計画書を東京都に提出し、平成13年4月1日に特定事業者の指定を受けたところです。町田市の基本方針として、低公害車を積極的に導入することに努め、平成17年度までに導入率20%を目標として定めました。
低公害車である天然ガス自動車は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量をガソリン車より二、三割低減できる上、窒素酸化物、一酸化炭素などの排出量が少なく、また硫黄酸化物は全く排出されません。しかも粒子状物質もほとんど排出されませんので、地球環境を守るという観点から導入を推進すべき自動車であるというふうに考えております。
平成13年8月には、町田市の天然ガス車第1号として軽貨物車を購入し、この年度に合計5台、翌年度に8台、その後、今年度までに20台を購入し、現在、天然ガス車は33台を保有しております。内訳は、じんかい車が22台、軽貨物9台、マイクロバス1台、起震車1台というふうになっております。
現在、町田市ではバス5台、普通自動車16台、ワゴン車16台、小型貨物28台、普通貨物12台、軽自動車185台、じんかい車72台、消防車42台、その他特殊車両を含めて四輪車合計で399台保有しております。低公害車としては、天然ガス車のほか、ハイブリッド車ですとか電気自動車、LPG車、その他、145台を導入しているところでございます。
先ほど申しました導入目標については、平成16年度の計画目標19%に対して、同年度末でこれを上回る22.5%となっております。この割合は換算基準に基づいて算出しておりますので、そのまま台数の割合とはなりませんが、当初計画の17年度で20%という計画を1年前倒しで達成することができました。
今後、環境に配慮した低公害車の導入率を高めることが地球規模での環境問題に対する重要な課題と受けとめ、きれいな大気の確保に向けてをスローガンに、庁有車の購入に関しては、天然ガス車を含む低公害車の普及を一層推進してまいります。
一方、天然ガス車については、災害時に補給拠点が少ないという問題点もございますので、この点も勘案しながら導入率を高めていきたいというふうに考えております。
◎教育長(山田雄三) 項目4の中学生の職場体験ですが、先ほど市長からもお答えがございましたが、市長には特に事業場の確保のための推進委員会、そして実施中の中学生の激励、あるいは事後の発表会すべてに出席をしていただきまして、また、あわせて必要な予算措置等、全面的にご支援をいただきまして、教育委員会としてはありがたく思っております。
それでは、市長の答弁にちょっと追加ということでさせていただきます。
中学生職場体験のねらいですが、大きく2点ございました。1点目は、キャリア教育の一環として子どもたちが自分なりの生き方を見つけ、人とかかわりながらたくましく生きる力を身につけること、2点目は、地域と学校、行政が一体となって連携を図り、地域全体で中学生の健全育成を図っていく、こういう2点がございました。
本事業の評価方法の1つとして、これらの事業のねらいの達成について、実施後に生徒、保護者、それから事業所、学校に対してアンケート調査を実施いたしました。
その概要を申し上げますと、まず1点目のねらいに関しては、職場体験を通した生徒の変容を中心に考察をすることができます。生徒は、体験を通して働く大人の姿にじかに触れ、大人は誇りを持って仕事をしていると思うかという設問に対して、「すごく思う」という回答が体験後には体験前より20%増加をいたしました。また、大人は大変な仕事でもあきらめずに頑張っていると思うかという設問についても、「すごく思った」が30%も増加をしています。生徒は、働く大人にたくましく生きる姿を見出していることがわかりました。
また、職場体験を最後までやり遂げることができたかという設問に対しては、「できた」「まあまあできた」を合わせると98%、また、有意義な体験だったかという設問については、「とても有意義だった」「まあまあ有意義だった」、これを合わせますと91%と非常に多くの生徒が達成感や満足感を感じていることもわかりました。
体験後の生徒の感想には、将来子どもに接する仕事につく自信ができたとか、あるいは仕事にとって一番大切なものはコミュニケーションだというふうに感じただとか、いろいろ前向きな反応が多くありました。
総合的に判断をすると、多くの生徒が1点目のねらいである人とかかわりながら働くことの楽しさや大切さについて学ぶことができたというふうに思っております。
次に、2点目のねらい、地域全体の健全育成の取り組みに関してですが、事業所のアンケートを中心に考察をすることができると思います。
事業所に向けたアンケートのうち、受け入れ生徒について「よかった」「まあよかった」を合わせると98%とおおむね好意的に受けとめていただいております。また、この活動を通して生徒に好ましい変化が見られたかという設問に対しては、「十分にみられた」「みられた」を合わせますと83%と多くの事業所が生徒の成長を認めてくださっております。
それから、記述式の回答にも「『今時の中学生は』とよく言われるが、しっかりしていてよく働いた」「生徒を地域で育てるという方向性は好ましい」、「生徒らは学校ではできない貴重な体験をし、多くのことを学べたと思う」といった好意的な内容が多く見られました。
これらのことから、多くの事業所が生徒を受け入れてくださったこと、中学生を温かく見守ってくださったことをうかがうことができ、地域全体で健全育成にかかる素地の形成が多少なりとも図れたのではないかというふうに感じております。
それから、学校へのアンケートの中では、半数近くがとても有意義だった、地域のかかわりがとても深まったと回答している一方で、行事が続きハードスケジュールとなってしまった、準備時間が短かったという声も多く聞かれ、今後は実施時期の設定についての改善が必要であるというふうに考えます。
いずれにしましても、教育委員会といたしましては、今後ともアンケート結果や事業所、学校、保護者等の声に耳を傾け、中学校校長会とも十分に相談、調整を図りながら、来年度の職場体験事業がさらに発展したものになるように努力をしてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) お答えいたします。
1点目の天然ガス車の関係でございますけれども、清掃事業部の関係ではアームロール車を除いたじんかい収集車69台のうち、天然ガス車が22台、LPG車が16台、そして排ガス対策は当然講じておりますけれども、ディーゼル車が31台という状況になっております。今後につきましては、災害時の応援対応を考えますと、ディーゼル車をなくすことは現状ではちょっと難しいのかなというところはございますけれども、天然ガスの供給スタンドも新たな予定もあるようですので、できる限り天然ガスの導入を進めていきたいというふうに思っております。
続きまして、廃プラスチックの関係でございますけれども、契約の流れでございます。公募に際しては、事業者に示している説明書の中では、受託候補者になった事業者には留保条件として、本件の契約の成立に当たっては次に掲げる事項を条件とするといたしまして、1として、委託者である町田市において本件事業に係る当該年度予算が成立していること、また2として、候補者は建築基準法第51条ただし書きに規定する許可を受けていること、3として、候補者は廃棄物処理法第8条に規定する許可をプラスチック製容器包装の処理に関して得ていること、4として、その他関係法令の基準を満たしていることとしております。したがいまして、今お話しさせていただきました条件が整った段階で契約という形になります。
続きまして、都市計画審議会等のご質問がございました。都市計画審議会にいつかかると考えているのかということにつきましては、都市計画審議会にご審議をお願いするためには、一定の条件整備が必要になると思いますので、いつの審議会ということにつきましては、今の段階では明確にお答えするまで至っていないというふうに思っております。
あと、手続を終えないと業者は施設をつくれないのかということにつきましては、都市計画審議会の議を経て、第51条のただし書きの許可を得てからでないと建築確認の申請もできませんので、東京都の一般廃棄物の処理許可も含めまして、一連の手続が終了しませんと、受託候補事業者の方で施設建設に着手するということは困難だと考えております。したがいまして、手続をしながら施設建設が進んでいくのかということにつきましては、それはできないというふうに考えております。
あと、今現在の時点で市と業者が結んでいるものは何かということにつきましては、具体的に契約等を取り交わしている、締結しているものはございません。ただ、内容といたしましては、当然公募した際の説明書に書かれている事項、それとあと受託候補者に出しました受託候補者になったことの決定通知、選考結果の通知、それになります。
あと、現状をどうとらえているかということでございますけれども、現在の焼却、埋め立てから脱却して環境をよくしたい。次世代によりよい環境を引き継いでいきたいという思いで取り組んだ事業ですけれども、テレビや新聞等で取り上げられまして、今日のような状況になってしまったことにつきましては大変申しわけなく思っております。
現状については、今までの説明会の状況、また周辺地域の町田市や八王子市の方からの反対の署名、また「市長への手紙」等多くをいただいております。そういう状況の中で、大変厳しい状況だというふうには認識しております。
続きまして、有料化の関係でございます。有料化の関係では、実施後の問題点、課題の関係でございますけれども、集合住宅で可燃ごみと不燃ごみが従前の集積所収集になるところでは、かなり徹底されているところもございますけれども、まだ指定収集袋以外で出されるケースもございます。また、可燃ごみと不燃ごみが戸別収集になったところで、実際には資源の集積所になっているわけですけれども、そこに燃やせるごみ、燃やせないごみが指定収集袋で出されたり、レジ袋で出されるケースも、特に街道沿いでちょっと見受けられます。
また、制度の面では、剪定枝につきまして2束まで無料ということにいたしましたけれども、先ほど助役の方からもございましたけれども、落ち葉の関係とか、あと束にできない剪定くず、それと草もちょっと課題なのかなと。その辺のところの取り扱いが課題だと思っております。
また、ボランティア袋の関係では、公園とか街路樹からちょうど今、落ち葉が落ちる時期で、ご意見もいただいているんですけれども、量が多いので、ボランティア袋では小さ過ぎるというご意見をいただいております。
また、おむつ袋の配付場所がちょっと少ないということと、あと指定収集袋の取扱店からは、販売手数料の率がちょっと町田市は低いという部分もご指摘いただいております。
そういうような中で、街路樹とか公園からの落ち葉について、ボランティア活動で集めていただいているところにつきましては、ちょっと早急に、近々見直しを図って、ボランティア登録している人に通知をしていきたいというふうには思っております。
そのほかの制度面の課題につきましても、見直しを含めて十分検討していきたいというふうに思っております。
以上です。
◆3番(新井克尚) 別の方がお答えされた内容については、できれば割愛をしていただきたいというふうに思いますので、ご協力をよろしくお願いいたします。
まず、4番の職場体験のところから行きます。本当にすばらしいと思います。子どもたちの学びの場を一生懸命つくられた教育委員会の皆さん、そして学校教育部の皆さん、お疲れさまでございました。今の答弁で聞いてわかるとおり、皆さんも本当にすばらしい事業を行いましたし、よく頑張られたと私も考えております。すべての子どもは必ず伸びます。その子どもたちのために一生懸命やったことですから、現場の声、現場の声という声が上がっていたようですけれども、子どもたちの学びの場をつくることこそがまさしく現場ですから、異論をおっしゃっていた方たちも、次からは全面的に協力をしていただけるのではないかというふうに思います。
子どもたちの学びの場をつくることよりも、自分たちの権利を主張するなら別ですけれども、こういったことは、やはりすべては子どもたちのためにあるわけですから、改善すべきところはぜひ改善をしていっていただいて、これからも胸を張って子どもたちのために日々努力をしていただければというふうに思います。この件については答弁は必要ありません。
次に、耐震データ偽造問題についてでございます。IBMグラウンド跡地のマンションの建築確認、この確認済み証を出した会社が奈良県と北九州市のホテルの偽装を見抜けなかった日本ERIという会社だったということはご存じでしょうか。この会社は、平成14年10月に確認検査員でないものが確認検査を行ったとして業務停止1カ月の処分を受けているところです。
このマンションは、ご存じのとおり高台にあり、もし偽造が見抜けていなかったとしたら、姉歯さんではないかもしれませんけれども、それ以外のところでももし似たようなことがあった場合、安心安全の町づくりの観点からも近隣住民の不安はかなり大きなものになります。ですので、建設中のこの機にこの建物を行政としてチェックすべきと考えますが、ご意向を簡潔にお聞かせください。
◎都市計画部長(神蔵孝司) それでは、お答え申し上げます。
確かに現在、長谷工がやっているマンションは日本ERIが確認をおろしております。再チェックを市ができるかどうかでございますけれども、市としましては、今回、あの事件が発生して以降、ホームページで12月2日現在載せてございます。これはあくまで現在、町田市に物件があるかどうか、それとあわせて市の窓口、建築指導課が窓口になってございます。それとあわせまして相談窓口、別のところでございますが、物件の再チェック、安全性のチェック、これを現在行っておりますのが東京都の建築士事務所協会及び日本建築構造技術者協会がやってございます。この辺のご案内も差し上げております。
そんなこともございまして、そのホームページからいろいろ問い合わせがございます。今言われたような安全性を確認してほしいという要望もございますが、現状のところ、その2つの協会にお願いしてございます。今後、いろいろ同じ問題が起きていますので、東京都並びに特定行政庁8市、これの足並みをそろえる必要があると思います。今後の課題となっております。
以上でございます。
◆3番(新井克尚) ぜひそういった確認をしたデータを広く公表していただいて、本当に安心して住めるのかどうかということについては行政として責任を果たしていただきたいというふうにお願いを申し上げます。この件についてはほかにも通告をされている方がたくさんいらっしゃいますので、あとはほかの皆さんにお任せをしたいというふうに思います。
ごみの有料化についてですけれども、指定袋でない袋で出されたごみ、この件についてお話がありました。確かに放置され続けていて、異臭を発しているということで苦情が出ているというお話も聞いております。これは苦情が出た場合、そのごみを持っていくという話を聞きましたが、それは本当なのかどうか、確認をさせてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) ルール違反の部分につきましては、説明会等でも2週間程度は置かせていただきたい、そういう中で周知徹底を図っていきたいというお話はさせていただいております。そういう中で、状況によってはその前に対応することもあります。いずれにしても、10月末の時点で一たんはすべて1回整理しております。ただ、その後出てきている部分も見受けられます。
ただ、今後は、やはりただ持ってくるだけではなくなりませんので、その場所に、その後、看板を立てたり、いろいろやっておりますけれども、最終的には中身を見て出している人がわかれば、そこに連絡するとか、そういったこともやっていかなきゃいけないだろうというふうに思っております。
◆3番(新井克尚) 苦情が出て行政が回収をしてしまえば、何だ、持っていくんじゃないかということももちろん考えられますので、この辺は、やはりある程度厳しくしていかなきゃいけないのかなというふうにも思います。
あと、隣の多摩市が違反者は広報で名前を公表するというような話も進めているようですので、ぜひそういったことも参考にしていただきながら、公平なルールを徹底していただきたいというふうに思います。
あと、おむつ袋です。やはりあれはオレンジですね。黄色とは違うなと、一目でわかります。人によって違うのかもしれませんけれども、並んでいると明らかに違うんですよ。なので、お子さんがいらっしゃるところは問題ないと思います。お年寄りはなかなか出しづらいのかなというのが率直な感想です。この点について、もう1度考え直された方がいいのかなと。
あともう1つ、お話もありましたけれども、配付するところが少ない。これは夫婦共働きのところでとりに行くところがないんですよ。帰ってきて夜とりに行こうとしても、役所はやっていない。町田駅周辺にとりに行こうとしても、どこにとりに行けばいいんだと。実際もらう側の立場から考えると、24時間とは言わないまでも、町田駅周辺で土日があいているところにせめて置いてくれれば、それをここで配付をしていますということを広報していただかないと、やはりこういった混乱はし続けるのかなと思いますので、ぜひこの点についても改善をしていただきたいと思いますが、見解をお聞かせくたざい。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) おむつの袋の色につきましては、いろいろご意見をいただいて、最後の段階までなるべく黄色系のところで目立たないようにというところの考えもありました。そういう中で、私もそれを気にして集積所とか、個人のお宅——個人のお宅が特に多いですね。見させていただいております。ちょっと印象の部分は若干違いはあるのかなとは思いますけれども、今後の検討の1つとさせていただきたいと思います。
次に、配付場所の関係でございますけれども、あと考えられるのは保育園等に通っておられますので、ただ、また個人情報の取り扱い等もありますので、その辺をクリアさせながら、やはりこれは拡大していかないといけない、そういうふうには思っております。
◆3番(新井克尚) おむつは外側がほとんどが白いと思いますので、袋の中に入れると白なので、やっぱり色が見えてくるんですよ。その辺、ぜひもう1度検討していただければと思います。おむつ袋に関しても迅速に対応していただきたいというふうに要請をいたします。
料金については、お話も出ておりましたとおりだと思います。やはり異論が結構出ております。この辺については、高嶋議員も通告されておりますので、あとは高嶋議員にお任せをしたいと思います。
天然ガスの方に移ります。2001年の4月1日に指定を受けて、そこから天然ガスの導入を始めたということなんですけれども、天然ガス車を導入するに当たって、やはりその補給する場所がないと困るわけですよね。資料請求させていただいたところ、今、町田には3カ所あると。町田市下小山田町3460のリサイクル文化センター内と町田市木曽町489、株式会社渋谷石油、町田市鶴間1772−1、株式会社一光、この3しゃが、3つが、3カ所があるということで、一番どうやら早く導入されたのがこの4月1日の2日前ですか、2001年3月30日、町田エコステーション、東京ガス株式会社直営、そして2001年の8月ですか、2002年の8月かな——にリサイクルセンターですかね。2002年の8月ですね。ということは、その前に、この2002年2月25日、246沿いの横浜インターエコステーション、コスモ石油株式会社経営という順番になっているかと思います。
やはりステーションをどこに導入するかというのは、いろいろと打ち合わせをするのかなと思うんですが、以前いただいた資料を見ますと、市が補給する施設はどこがどのように告知して応募に至ったのかという請求に対して、天然ガス車導入に伴い、清掃事務所と日本ガス協会で打ち合わせをしたと書いてありますが、この市内3つのステーションともそうなんでしょうか。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) リサイクル文化センターに設置したのは、当然私どもが関与した中でございます。それで、2001年10月ですね。今、2年というお話だったですけれども、2001年でございます。あと、ほかの部分につきましては、こちらの方では直接関与はしておりません。
◆3番(新井克尚) ということは、これは日本ガス協会の方でやられたんですかね。それは確認はされていないですか。いや、東京都の指定を受ける前の段階で、既にエコステーションは1つ整備されているので、それでやっと市も動き出せるのかなというふうには思うんですけれども、この早い段階でエコステーションを整備しているところがあるわけですから、これはどういう経緯でそうなったのかというのを知りたいんです。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 大変申しわけありません。市に設置した以外のところにつきましては、こちらの方では特に相談したとか、事前の話というのはなかったと思います。
◆3番(新井克尚) 指定を受けて導入をするならわかるんですが、その前に既にもう入っているところがあって、これは、じゃほかのところで需要が見込めたのかどうかは、その辺は民間の会社なのでわかりませんけれども、ちょっと不思議だなというふうに思いましたので質問をさせていただきました。市の方では、もちろんその辺は市の中のものについて検討されるでしょうから、わからないというのはそのとおりなのかなというふうに思っております。
この一番早くできたステーションなんですけれども、以前、部長とお電話をさせていただいて確認を、どこが一番初めにできたんですかねというお話をさせていただいたときに、渋谷佳久議員のところですというお話をいただいたんですが、それは間違いないですか。(「ちょっとまずい言い方じゃないの、その言い方は」「会社名で言えよ、会社名で」「いいの、そのままの言い方で」と呼ぶ者あり)
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) あと鶴間に1カ所あるわけですけれども、ちょっとその辺のところ、我々の方でつかんではおりません。どちらが早いとかですね。
◆3番(新井克尚) 資料請求で出てきたところには2001年3月30日と書いてあるんですが、では確認をいたしますけれども、その電話でお伺いしたのが2001年3月30日、町田エコステーション、これが一番データでは早いわけですよ。
ここを資料請求したデータを見ますと、木曽町489でしたっけ、あら、資料が——489ですね、株式会社渋谷石油とか書いてあります。佳久議員のところですけれども、お答えになられていましたよね、電話では。(「いいの、そんな言い方で」と呼ぶ者あり)何か自民党の議員さんからすごいやじが飛んでいるんですけれども、何かまずいんですかね。(「当たり前だよ、自分で決めることだよ」と呼ぶ者あり)間違いないですか、それを確認させてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) その調査につきましては、じんかい収集車の関係での調査だったんじゃないかとは思いますけれども、それは事実の部分で報告をしたということですので、ご理解いただきたいと思います。
◆3番(新井克尚) 木曽町489、株式会社渋谷石油で間違いないですね。(「さっきのも訂正しろよ、だったら」と呼ぶ者あり)一番初めにできたところが……(「だったら訂正しろよ、そんな言い方するんだったら」と呼ぶ者あり)間違いないですね。(「きちんと答えろよ、きちんと」と呼ぶ者あり)
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) あとは鶴間、市内では……(「あとはの話は聞いていないです。ちゃんと答えてください」と呼ぶ者あり)その調査でお答えしたとおりだと思います。(「じゃ、どこですか、答えてください。間違いないですか、答えてください」と呼ぶ者あり)今、その調査、回答したものを持っておりませんので……(「今あるところを聞いているんじゃないですか。何で答えられないんですか。おかしいじゃないですか。ちゃんと答えてください。そうなんですか、違うんですか。知らないわけないでしょう」と呼ぶ者あり)こちらでは2001年3月と把握しております。(「が何ですか、そうなんですか、間違いないんですか、答えてください」「議長、ちゃんとやってよ」「ちゃんと」「ちゃんと議長やってよ」「指名しろよ、発言しているんだったらよ」「ちゃんと答えていないから答えさせているんでしょう」と呼ぶ者あり)
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) (続) 2001年3月に木曽町に民間の供給スタンドがオープンしたということです。
◆3番(新井克尚) 新しいところがリサイクル文化センターの横に整備されるという計画があるという話は本当でしょうか。
◎環境・産業部長(山下久) 東京ガスの方からですけれども、天然ガス車が普及しない、環境に優しいというようなことで、やはり普及しない理由はガスステーションが少ないというようなことから、私どもも環境基本計画の中で低公害車の普及というようなことをうたっております。市の方では、先ほど申し上げましたように、22.5%という普及をしていますけれども、民生用の方についてはなかなか進んでおりません。
そういう中で、スタンドをというようなことで、北の方にはありませんので、東京ガスさんとご協議する中で、東京ガスの直営店というようなことで、市で取り組んでいきたいということで庁内調整をして建設を予定しているところです。これは東京ガスが直営でやる事業でございますけれども、以上です。
◆3番(新井克尚) 直営を強調されていますが、管理運営するところは別ということもあり得るということはぜひ知っておいていただきたいというふうに思います。それはもう確認済みです。この件については、たくさんのやじもいただきましたし、この辺で終わりたいというふうに思います。(「取り消さないんだったら、そのままで通せよ」と呼ぶ者あり)
2、廃プラスチック中間処理施設についての質問をいたします。
契約の流れはどうなっているのかという中で、常任委員会の行政報告の質疑で、市が契約しなかったらというものに対し、公募の条件の中で施設ができ上がったらというのがある。留保条件を設けているので大丈夫、業者との間に賠償問題にならないのかという質疑に対しては、留保条件の内容を入れていて、それを了解した上で応募していると理解していると発言をされていますが、市が契約をしなかった場合は、絶対に賠償問題にならないのか、それともなる可能性があるのか、お答えください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) この留保条件につきましては、民間の施設ということで、民間の事業者の方で手続を進めることを想定しての留保条件でございます。したがいまして、市の方が、こういう状況の中で事業者のその手続がとまるというような状況については、いろいろ取り扱いは出てくるのかなというふうに思っています。
◆3番(新井克尚) いろいろ取り扱いが出てくるのかなというのは、絶対に賠償問題にならないのか、それともなる可能性があるのか、どちらですか、お答えください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 今の段階でなるならないというのははっきりは申せません。やはりそれはちょっと話を、協議をしなければいけないというふうには思っております。
◆3番(新井克尚) 可能性があるのかと聞いているので、1%でも訴訟を起こせる、法律的に問題がなければ、あるというお答えでお願いいたします。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 状況的に全く事業者の方が手続に入れないというような状況になりますと、やはりその部分につきましては、一定の協議をした中でやっていかなきゃいけないだろうと。ですから、今の段階で1%か2%かあるなしじゃなくて、やはり協議はする必要があるというふうに思っております。そういう余地があるということです。
◆3番(新井克尚) 市がつくりたい、公募をします。業者さん、手を挙げてください。実際、手を挙げました。進めようとしたら、それは今後どうなるかによるんですけれども、まだ議会での議決はありませんよね。ということは、議会が認めませんでしたというようなことがあった場合、だから、契約できませんということになる可能性ももちろんあるわけですよね。どうして議会にかけないで、どんどん話がこうやって進んでいくんでしょうか。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 議会の関係につきましては、公募方式をとったときには、どうしても委託の関係の段階になる。そういう中で、公募方式をとることについての報告はさせていただいたわけですけれども、手続が終了して契約と。整備されて契約と。ですから、その段階で予算の関係もご審議をお願いするという形になってまいります。
◆3番(新井克尚) 経過の説明を聞いたのではなく、どうして議会にかけないで話がどんどん進んでいくのかと聞いているんです。なぜですか。だれかやると言いましたか。聞かせてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) この方法ですと、どうしても契約のご審議を議案として上程するのは、この段階になるということです。
◆3番(新井克尚) どんどん進めていって上程をして、じゃ、議会がもし万が一反対をした場合、契約できませんでした。業者が訴えてきます。そういう流れで本当にいいんですか。そういうことも可能性としてはあるわけですよね。なぜそれで進めるのかというのがわからないんです。なぜなんでしょう。
すべて業者が土地を買いました、じゃ、都市計画審議会の議も経ました。施設ができ上がりました。あとは議会にかけるだけです。議会にかけました。しかし、議会は反対をすることもある。可決をされないこともある。でも、業者は土地まで買って、施設も全部つくって、何だ、市はやらないのか、おかしいじゃないですか。こんな無責任な話はないですよ。なぜこういった形で進めるんですか。
これは、やはりこの進め方自体を改めていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思います。今までも何度もありましたけれども、わかば保育園のときも、もう委託先まで決まって、もう4月1日から運営です。3月の終わりに議会が否決しましたね。困ったじゃないですか。臨時議会まで、どうすればいいんだと。
文学館の土地の購入の話、まだ議会にかけられていないのに実施設計もして、土地を買わなかったらどうするんだ。いや、委員会で報告をして内諾を得ています。委員会に報告すれば内諾なんですかね。イコール議会が議決するんですかね。そんなおかしな話はないですよ。これはまさして議会軽視であるというふうに私は思うんです。
報告をしていけばいいということではなく、やはりある一定の段階で、議会でどういう判断があるのかというのを聞いた上で進めていかなきゃいけないんじゃないかなというふうに思いますけれども、これについてご見解をお聞かせください。(「自信と責任があると言えよ、はっきり」「市長」「部長じゃないだろう」「市長に答弁求めろよ、担当者が気の毒だよ」と呼ぶ者あり)
◎助役(牧田秀也) この種の事業については、いろいろなやり方があろうかと思います。そういう中で、その事業について行政報告などもさせていただきながら、議会のご意見なども伺う中で事業を進めていく。日ごろ、議会とそれから執行側は車の両輪だ、こういうことを言われているわけでございます。十分意見を交換しながら進めていく、こういうふうに思っているところです。
◆3番(新井克尚) 説明をしていって進めていく、説明をして納得がいかなかった場合は、その後、否決もあり得るということをぜひ知っておいていただきたいというふうに思います。
安全面についてちょっとお伺いをいたします。いろいろな意見が恐らく出ております。部長もさんざん答弁をされていらっしゃるので、もうすべてお話ししてもあれかもしれませんけれども、そんな中で、この「広報まちだ」12月1日号、ごみの資源化特集号、こういうものを全戸配付しましたね。これを読む限り、この事業は問題ないんだ、だから、進めるんだというような内容ですけれども、これが私が何度か参加をした住民説明会で質問をしている内容はほとんど——というか全く書いていない。その質問に対する対応が書いていない。
長野のデータがどうのこうの。2つとも冬で南の観測地点がない。冬の季節を考えると、南に風が向くはずだから、南のデータがあってしかるべきだとか、アルデヒト濃度が非常に濃い。このデータを16年度観測して高かったから、16年度はやらなかったが、隠しているかどうか、これは疑わしいデータだというような話もあります。24時間測定は出た量を24で割った平均値です。午後1時にピークになった場合、これが10だ。でも、それも24で割ったら0.41になる。これはまさしく数字のトリックである。毒性のものが未知なのに、なぜ安全と言えるのか。すべてのものが90%取り除かれるわけではない。毒性のあるもの、未知なものの中で、活性炭で少しも除去できないものがある可能性があるのに安全と言うのはおかしい、こういった意見が出ていましたね。
それに対して、部長がどういうお答えをされたのか。なぜこういうのに載せないんですかね。これはもう本当に市の言い分ですよ。そうではなく、説明会でこういう質問が出て、担当者がこう答えた。これも町田市の全市民に広報すべきじゃないかというふうに思いますが、いかがですか。(「議会の答弁」と呼ぶ者あり)一般質問でもできます。大丈夫です。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 説明会の中では、ご承知のとおり、いろいろなご意見をいただいております。そういう中で、ちょっと1つだけ、24時間の部分につきましては、これは杉並の中継所の話で出たんですけれども、これは24時間ではなくて、稼働している時間帯での調査でございました。
いずれにしましても、市の方も、やはりこの問題、プラスチックの資源化というのは、今回、有料化実施前におきましても、要望がありまして、こちらの方でも検討していくというお話をさせていただいておりましたので、やはり多くの方にお知らせしたいということで配付したわけでございます。
そういう中で、その質問項目につきましては、こちらの方としては、安全性のところとか、場所の話とか、一定の部分では入れさせていただいたというふうに思っております。
◆3番(新井克尚) 都合のいい書き方と悪い書き方というのがあると思うんですね。言われたとおりに質問を書いていただければ、一番間違いないと思います。説明会での答弁でも、地球温暖化を防止するとか、ダイオキシン抑制という話がありましたけれども、実際この今の炉はプラスチックがなくなるとカロリーが低くなりますね。生ごみが入っていて水分があるので、よりダイオキシンが出やすくなる、こういった話もありますよね。
そうなった場合、灯油を加えて燃やす。これだと、なおさら二酸化炭素が出ますよね。その辺、やはりつじつまがなかなか合っていないというふうにも思います。ぜひその住民説明会であった質問等は、そのまま載せていただいて、それも全戸配付をするべきだというふうに思いますので、ぜひ検討し、そして実行していただきたいというふうに思います。
最後の方になりますけれども、市長にお伺いをいたします。請願の内容で判断をしていきたいというご答弁を先ほどいただきました。これははっきりと聞きたいんですけれども、請願の内容によっては、凍結または白紙撤回をするという判断もあるというふうにとってよろしいんですか。お答えください。
◎市長(寺田和雄) 請願の内容も、私は縦横に判断をして、その段階で何らかの対応を考える、こういうことでありますから、きょうここではお答えできません。
◎助役(牧田秀也) 12月1日号で特集の広報を出したわけでございますけれども、その内容について不満だというんでしょうか、まだ意見がある、こういうご意見でございました。実態は実態として、特集号で別立てで組めるかどうかわかりませんけれども、QアンドA的なものは、しっかりと実態を市民に知っていただく努力はしたいというふうに思います。
◆3番(新井克尚) 牧田助役から本当にすばらしい答弁をいただきました。ぜひそれを作成する際には、地元の住民の方々に1度見ていただいて、これなら出していいかというのを確認していただいた上で、行政に都合のいい情報だけではなく広報していただくよう、あわせて申し上げたいというふうに思います。
そして、今の段階でははっきりとは言えないというお話でしたけれども、この施設計画、凍結や白紙撤回になった場合、容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律に、これは違反にはなりませんよね。その確認をさせてください。
◎清掃事業部長(鬼頭孝典) 法律上は、いつまでに実施しろという義務規定ではございません。責務規定ですので、できる限りそれは努力するという規定でございます。
◆3番(新井克尚) 最後に、市長、やはり住民の皆さん、市長がこの説明会等に来て発言をしていただきたいということもおっしゃられています。ぜひこの声を真摯に受けとめていただいて、この問題に当たっていただきますようお願いを申し上げて、以上で私の質問を終わります。
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