[ 平成20年12月定例会(第4回)-12月08日-05号 ]
1、公立学校における情報教育と個人情報の保護について
2、小山地区の異臭について
3、玉川学園前駅北口の整備について
4、市民病院について
◆12番(新井克尚) 今回の一般質問は、多くの項目がほかの議員さんと重なり、ほとんど質問することがないんじゃないかと思っておりました。大丈夫だよ、できる、できると励まされまして、そのときに「私は自分自身を客観的に見ることができるんです、あなたとは違うんです」と言いたくもなりましたが、土日2日間ありましたので、さらに調査をしてまいりました。負けずに一般質問を行いたいと思います。
表題1、公立学校における情報教育と個人情報の保護について。
携帯電話を通じて子どもたちにさまざまな問題が起きております。携帯電話は学校が買ったものじゃない、親が買ったのだから親の責任とも言っていられません。子どもたちは将来、恐らくほとんどが携帯電話ユーザーになるでしょう。であるならば、賢いユーザーになってもらうために、保護者と学校と関係機関がみんなで考え、しっかりと教育をする必要があると考えます。
交通指導と対比で話をしますと、道路は国土交通省や自治体が、車は個人が持っています。その車社会の中で子どもたちは生活をしています。事故に遭わないように、交通ルールをどう守らせるか、身近な大人が指導するのと同じことで、遅かれ早かれ、いずれはネット社会に子どもたちは生きていくことになります。どう情報モラルを身につけるかを身近な大人が指導していかなければいけません。
ところが、ここで1つ問題があります。この議場にいらっしゃる皆様は、携帯電話でウエブ検索をどれくらいされるでしょうか。パソコンで検索される方は多くても、携帯電話でという方は少ないのではないかと思います。今、子どもが携帯電話でウエブを見る時間は、大人のそれをはるかに凌駕しています。子どものほうが進んでいるということです。携帯電話でできるのとパソコンとできるのとは時間と場所が違うという特徴があります。これは管理ができるかできないのかというところが変わってまいります。とても大きな問題を抱えているのです。
今、一番問題視されているのが携帯電話の持ち込みを禁止すると同時に、存在していない、持っていないんだから問題も発生しないと現実に目を向けないということだと言われておりますが、そこで、(1)公立学校における携帯電話のルールについての質問ですけれども、先日の宮坂議員の質問に対する答弁では、原則持ち込み禁止ではあるが、学校外の利用についても指導をし、かつ保護者への啓発が課題ということで、今後、リーフレットを作成し、配布をする予定であるとのお話でございました。
ネットパトロールについても、教育センターにおいては、指導主事が行っているとの答弁がありました。恐らく裏サイトチェッカーを使っていらっしゃるのではないかと予想できますが、何人がどのくらいの時間、どんな方法でチェックをして、その結果、どれぐらい発見をしているのでしょうか。
実際に私も調べてみたところ、町田市内の中学校に通っていらっしゃる生徒さん、本名を載せ、メールアドレスを載せ、写真も公開しておりました。個人情報がだだ漏れです。それプラス好きなたばこの銘柄まで書いてありました。これはちょっとおいおいと思ったんですけれども、こういったことが普通にネット上に散乱しているわけでございます。
そして、本日添付をしております資料に携帯電話に関するアンケートを載せました。これは熊本県立南小国町立南小国中学校の桑崎剛副校長がつくられたものです。「ケータイを持つための契約書」というものになるんですけれども、これは親子が携帯電話について話し合い、約束をさせるツールになっております。こういったものを活用すべきと考えますが、いかがでしょうか、ご見解をお聞かせください。
(2)学校裏サイトについて。いじめの温床になっているということは宮坂議員がお話をいただいたので、私のほうからは皆さんにクイズを出したいと思います。子どもたちがネット上で使う、いわゆる隠語ですね。これの意味を当てていただきたいと思います。
第1問、こちらでございます。見えますでしょうか。「やわらか銀行」、どういう意味だと思いますか。(「ソフトバンク」と呼ぶ者あり)そのとおり。今、正解された若林議員、第2問目の挑戦権獲得ということで、2番目、こちらですね。これはわかりますでしょうか。「わらわ」、これはネット上に個人情報を書き込まないように、モバゲーとか、そういうサイト、プロフィールサイトで規制をしているんですが、それをくぐり抜けるために、携帯電話で、わ、ら、わを押すと090なんですね。これで携帯電話の番号を教えて交換をし合うという形になっています。
もう1つ、これはネット上のいじめで使われる、なりすましによるいじめで使われる単語です。「苺佐保」、これはかなり深刻な単語です。わかりますでしょうか。1万5,000円で援助交際をしますという意味だそうです。イチゴサポート。こういったものを、ネットで検索しても援助交際では当たらない、でも、こういった隠語を使っていじめがあるわけですね。
写真が公開されている、メールアドレスや本名が公開されている。それを悪用して、こういった単語を書き込んで、いつの間にか知らない人につけられているだとか、あと、よくわからないメールがたくさん来るようになったとか、こういったことでいじめが問題になっているということでございます。
こういったものを発見するには、先ほどお話ししたとおり、子どものほうが進んでいるということに加え、このようにわからない言葉を使って大人が発見できないということが、この問題の根が深いところでございます。解決をするには、やはりしっかりと教育をする人たち、監視をする人たちがセミナーなどを受けるとか、全国webカウンセリング協議会がやっているアドバイザー資格認定を活用するとか、とにかく大人がしっかりとした知識を得ること、それが無理なら知識を持った人に任せることではないかと考えます。
そこで伺います。ネットパトロールは、どんな知識を持った人が、どのような手法で、どのくらいの時間パトロールをして、どのくらいの情報を発見しているのかということはさっき聞きましたけれども、それにプラスをいたしまして、また、東京都が来年度から各校に情報をくれるという答弁がありましたが、どのような手法を用いて各校に情報提供するのか、東京都内全部の学校の情報をネットの監視をするというのはかなり難しい問題だというふうに思っていますけれども、一体どこまで監視できるのか。そして、町田市の子どもたちを守ることができるのか、ぜひこの辺を明らかにさせたいと思っておりますので、ご答弁をお願いいたします。
(3)学校行事などを撮影した動画をホームページに掲載することについて、文化祭や体育祭において保護者が撮るのは、これは当然あり得ることだと思います。しかし、第三者が動画を撮影し、個人のホームページにアップロードをしているとしたら、これはどうでしょうか。実際に市内の公立学校で起きている事例です。
土曜日に確認をいたしましたが、市内の公立学校で女子の競技が、動画がまだアップロードされたままになっておりました。これで保護者のほうから不安の声が上がりまして、副校長がアップロードされた方を呼び出して削除依頼をされたそうですが、残念ながら、その必要はないと一蹴されたそうです。こういったことを防ぐためにも、何かしらのガイドラインを作成すべきと考えますが、いかがでしょうか、ご見解をお聞かせください。
表題2、小山地区の異臭についてです。
(1)解決に向けての進捗状況と今後の方向性を問う。この質問につきましては、佐藤伸一郎議員も、この悪臭のまさしく被害者で、質問の通告を1度されたんですけれども、私が2度にわたり質問をし、そして今回も通告をしていたということもあり、取り下げられたというお話をいただきました。この件については、佐藤伸一郎議員も同じ思いであるということを、この場でまずご報告をさせていただきます。
今お話ししたとおり、私は、これまで2度にわたりこの件を質問いたしました。初めて取り上げたのが平成18年、2006年の3月定例会です。その後、すばらしい職員さんの熱心な調査の結果、相模原市にある、とある工場ではないかと予測が立つに至りました。私も、その工場近辺に直接行きましたが、確かに周辺は大変臭く、飛び込みで近隣住民のお宅に伺ってみると、やはり日中から臭い、窓をあけていられない、何とかならないものかねというお話が返ってまいりました。
本日添付をしております資料をごらんいただきたいと思います。「小山地区 悪臭の記録(平成20年11月18日まで)」と書いてあります。これは平成20年の記録でございます。実際、この記録、私がいただいたものは、2006年からの記録をいただきました。エクセルでプリントアウトしますと、何と39ページにも上るデータになっております。
こちらを見ていただければわかるとおり、悪臭がしているかしていないかというのを、この近所の方が情報交換して、メールの情報を集めていらっしゃるわけですけれども、とにかく時期的には冬と、夏場が若干少ないですけれども、やっぱり秋ぐらいからだんだんまた多くなり、この時期、11月18日までのデータとなっておりますが、最近もやはりこのにおいに悩まされていらっしゃるというお話をいただきました。
これを見ていただいて、この地区の方がどれだけ苦しんでいるかというのを恐らくご理解いただけたのではないかと思います。
そして、もう1つの資料「大気汚染地図情報(速報値)」というものがあります。ノンメタン炭化水素とありますが、これは光化学スモッグ生成に関する物質です。見ていただければ一目瞭然、この黒いあたりに何かがあるということは、だれがどう見ても間違いありません。この悪臭に小山ヶ丘の地区の皆さんはずっと苦しんでいらっしゃいます。市民が安心して暮らせる環境をつくるのは、私たちの役目ではないでしょうか。一日も早く解決をすべく質問をいたします。
解決に向けての現在の進捗状況は一体どのようになっていますでしょうか、まずそれをお聞かせください。
表題3、玉川学園前駅北口の整備について。
タクシー乗り場の利便性向上はいつ図れるのか。玉川学園前駅北口の階段をおりますと、小田急の敷地部分までは屋根がついておりますが、タクシー乗り場には何もありません。以前から改善できないかという話がありつつ、このタクシー乗り場の屋根は一向に改善される気配がありません。何か問題があるのでしょうか。あるのであれば、とりあえず簡易なもので対応などできないのでしょうか。また、玉川学園さんのほうが駅から階段をおりずに学園の敷地まで行ける通路の整備をするという計画があると伺いました。それにあわせて、このタクシー乗り場、屋根をつくることができないか、学園と協議をしていただきたいと思いますが、いかかでしょうか、お聞かせください。
表題4、市民病院についてでございます。
この項目も多くの議員さんが質問をされています。脳出血を起こした妊婦さんが7つの病院をたらい回しにされ、墨東病院に運ばれ、残念ながら亡くなられた、この件も取り上げられておりました。
この件について、私はマスコミに抗議をしたいことがあります。それは受け入れ拒否という報道です。現にこの本会議場においても、質問の中で受け入れ拒否という言葉が使われておりました。病院は本当に受け入れを拒否したのでしょうか。土浦にある、とある総合病院の医師から教わった話ですが、妊娠時の脳出血の場合、対応するには脳外科医が1人から2人、産婦人科医が2人から3人、新生児科医が1人から2人、麻酔科医が1人以上、最低必要です。さらに、NICUとICUに受け入れる余裕がないといけません。これだけの医師が常時待機をしていて、NICUとICUが常に余裕のある病院など、日本じゅうどこを探してもないのではないか。ベッドがないというのは、物理的なベッドがないという意味ではなく、その患者さんを見る体制が整っていないという意味だということでした。
新潟地裁長岡支部平成14年7月17日の判決にこういったものがあります。品胎、いわゆる三つ子の分娩において帝王切開を行う場合、帝王切開を施行する医師2名、麻酔専門医で輸血を行う医師1名、出生した胎児の蘇生、介護、検査を施行する医師3名、その助手的看護師3名、新生児1名ごとに各1名の医師と看護師ですね。手術の器械出し、手術の外回りに、それぞれ看護師1名の人的準備とさまざまな物的準備が必要である。この設備を持たない施設において分娩を行うこと自体、違法な行為と判示し、約1億1,000万円の損害賠償責任を認めております。
すなわち、今申し上げた水準の人的準備や設備が整っていない限り、患者を受け入れることは、それ自体が違法な行為であるというのが司法の判断だったわけです。墨東病院、杏林大学病院の事案も、受け入れること自体が違法だった。しかし、患者を見捨てたい医師は日本には1人もいないと私は信じております。受け入れても救う条件が整っていない、救うことができないのであれば、別な病院を探してもらう、それでも受け入れ拒否と言えるのでしょうか。
NPO医療制度研究会副理事長の本田宏医師は、公立病院の現状について、公立病院の医師が気の毒なのは、住民が公立病院の医師が忙しいのを知らないため、税金でやっているのにとか、自分たちの税金でやっているのだから、もっと働いてと思われることが多いのできつい。そういう面でのプレッシャーがかなりあるとお話をされています。
医師不足は、現場の努力だけでは簡単に解決できる話ではなく、今後、団塊の世代が高齢化をすれば、間違いなく大量の医療難民が発生すると予想され、今の時点でさまざまな方策を展開しなければならない状況であります。この状況下で、私たちは一体何をしなければならないのでしょうか。
市民病院の医師の皆さん、看護師の皆さん、そして職員の皆さん、私は皆さんを守りたい。それは、この議場にいる皆さんの総意でもあると私は信じております。であるならば、まずこの受け入れ拒否という言葉を、マスコミに流されることなく、使うのをやめようではありませんか。あれは受け入れ拒否ではなく、受け入れ不能なんだ。受け入れること自体が違法だったんだ。それでも医師は身を削って、患者を救うために手を尽くしたんだ。今の医療制度を変えると同時に、私たちが病院を、医師を支えなければ、日本の医療は崩壊するというメッセージを発信していこうではありませんか。
新臨床研修制度の導入による絶対的な人員不足も、保険点数の問題も、設備不足も、訴訟問題も、国が大きく方向を変えなければならず、自治体病院はそのあおりを食らっている状況ではありますが、それでも私たちにできることはあるはずです。それは医師の負担を減らすこと。極度の心配から解き放たれた患者が、心身ともに無理のない状態で職務に全うできる医師と信頼関係を築き、互いにとって納得した診療ができる体制をつくっていくことです。
そこで伺います。(1)医師の負担を減らすために、今現在取り組んでいることは何でしょうか。
(2)今後、どのようなことを行う予定か、お聞かせください。
次に、医師不足、特に問題となっているのが産科、小児科であるという答弁がありました。そこで、負担を減らすための方策を提案する。見解を。
母親学級または3・4カ月健診で小児医療の基礎から学べる機会をつくる意味では、こちらに「あたらしい生命のために」、また、「あわてないで子どもの病気 気がかりな症状と手当て」という妊娠から出産までの準備、小児医療の基礎をまとめた冊子があります。それ以外にも、こちらは恐らく看護科のほうで配布をしているという話でしたが、母親学級のテキストも大体同じ内容、重なっている内容プラスこういったプリントで発熱についてとか、育児のしおりというものが配られております。
こういった内容、本当にそれぞれ内容はすばらしいですね。本日、配付をしております資料に「子どものかかりやすい病気と手当て」と大きく書いたものがあると思います。これを、一部しか抜粋していないので、全部はわからないかもしれませんが、大体各症状によって、どういうふうにすればいいかというものが書いてあります。
これは実際配られているんですが、残念なことに昨年配布をされたのが60冊、非常に少ないんですね。これをもっとたくさんの方が持っていて、子どもが病気になったときに、それをしっかりとチェックして、ああ、これはまだ病院に行かなくていいなということで、医師の負担を減らすことも恐らくできるでしょうし、もしくはこういった「あたらしい生命のために」とか、母親学級テキストも、全員には配られていないし、なおかつ内容がかぶっていて、一体どこに行けばどれがもらえて、どこに何が書いてあるかというのもよくわからないというような状況になっていると私は考えております。
これを一本化して、1冊ですべてをカバーできる内容にした上で、すべての妊婦さんに配布、この母と子の保健バッグというのが恐らく最初に配られると思うんですけれども、このときにもう全部一緒に渡してしまう。母親学級または乳幼児4カ月健診、市主催の事業で積極的に活用することで、最終的に医師の負担を軽減できるのではないかと考えますが、ご見解をお聞かせいただきたいと思います。
(4)小児科夜間2次救急の休止についてでございます。こちらも既に多くの議員さんが質問をされております。私も通告をしたんですけれども――なので簡潔に伺います。早期に解決をすべきと考えますが、いかがでしょうか。
以上、壇上よりの質問といたします。
◎市長(石阪丈一) 新井議員のご質問にお答えをいたします。
私のほうから、項目の4番目、市民病院についての1点目、医師の負担を減らすために、今現在取り組んでいることは何かについてお答えをいたします。
医師の業務のうち、事務的な部分に関してですが、例えば診断書、カルテ、処方せんの代行入力などを補助的に実施する医師事務補助者、これを10月1日から14名採用し、一般病棟のすべてに配置をしております。
その他の項目につきましては、教育委員会及び担当のほうからお答えを申し上げます。
◎学校教育部長(安藤源照) 項目1、公立学校における情報教育と個人情報の保護についてお答えいたします。
1点目、公立学校での携帯電話のルールの関連だと思いますが、家庭でのルールということも含めてご質問がございました。具体的に資料をお示しになってご質問がございましたが、これも教育活動の中でさまざま家庭での、学校外での使用についても指導しておりますけれども、そういう中で活用できれば、またいいものではないのかなというふうに思いながら見ておりました。
特に保護者の方が子どもになかなか言いにくいということも、事情、この背景にあるのではないかというふうに思います。そういう意味では、なかなかおもしろい着想なのではないかなというふうに思って拝見いたしました。
それから、2点目、学校裏サイトでありますけれども、どのくらい監視をしているのかということであります。いわゆるネットパトロールと言われるような大変広範に深くということではございませんけれども、ご指摘がありましたように、裏サイトチェッカーなどを使いながらチェックを行っております。これについては、毎朝1回、これは担当者がチェックをしているということであります。どのくらいの時間かということは、ちょっとわかりませんけれども、多分裏サイトチェッカーに載っているかどうかということを確認するに必要な時間だろうというふうに思います。それが1つ。
それから、もう1つ、裏サイトも一部閉鎖をされたということでありますけれども、大きなサイトが閉鎖されたということでありますが、そのほかに学校裏サイトリンク集という教育専門のものがあるということで、これを使いながら、登録制なんですが、チェックをしているということであります。
これまで発見した例ということでありますが、小学校1校、中学校9校が発見をされております。現在はないということです。
それから、ご指摘が具体的に、これまた、このようなものがあったということでございましたけれども、恐らく中学校3年生の女子の関係だろうというふうに思いますけれども、これについての状況については把握をし、また、対応がされているというふうに理解をしているところであります。
それから、3点目、学校行事などで撮影した動画をホームページに掲載することについて、また、具体的な事例を通したご質問がございました。これについても、状況については把握をしているところでありますが、この動画については、特定の個人が識別できないような状態だというふうに聞いております。そういうことで、これをアップされた方に削除を依頼したところ、多分これはそういう個人が特定できるものではないからという趣旨だと思いますけれども、削除していないというふうにも聞いております。
一般に学校行事などで撮影した動画をホームページに掲載することについては、ガイドラインは作成しておりませんけれども、仮に個人が特定できるような状態でアップされるということは想定をしておりませんので、これは肖像権、個人情報保護上の問題が生じるような場合には、強く作成者や管理人に削除を依頼していきたいというふうに考えております。
◎環境資源部長(鈴木和夫) 私のほうからは、2点目、小山地区の異臭についての(1)解決に向けての進捗状況と今後の方向性を問うについてお答えをいたします。
異臭の発生源であります可能性のある事業所につきましては、引き続き相模原市の指導経過を確認してまいります。必要な場合には、相模原市に対して指導強化の要請も行ってまいります。
なお、小山地区の住民の皆様からの相談につきましては応対してまいります。
以上でございます。
◎建設部長(柴田英司) 項目3、玉川学園前駅北口の整備について、(1)タクシー乗り場の利便性向上はいつ図れるのかについてお答えをいたします。
玉川学園前駅北口のタクシー乗り場は、地元の方や駅を利用される方の利便を図るため、本格的な道路築造までの間として暫定的に道路予定地を利用して使用しております。しかし、現在のタクシー乗り場は屋根がないため、雨天時には傘を差すか、駅舎の屋根の下で待つという状況でございます。
そこで、道路予定地を利用した暫定的なタクシー乗り場のため、本格的な施設はできませんが、さらに調査を行ってまいりたいと思います。
そして、ご質問にありました学校法人玉川学園や、設置をすることで一部用地が干渉すると思われる小田急電鉄または実際にタクシーを運行いたしますタクシー事業者などと調整を図り、必要最小限の施設になるとは思いますが、設置に向けた検討を行ってまいります。
以上です。
◎市民病院事務長(小野芳隆) 私からは、項目4、市民病院についての(2)から(4)までについてお答えいたします。
(2)今後、どのようなことを行う予定かでございますが、医師の事務作業の1つであります診断書の作成では、さまざまな様式が求められます。診断書のさまざまな様式を電子的に作成するソフトがありますので、その導入を検討していきます。
(3)負担を減らすための方策を提案する。見解をでございます。議員からご指摘がありました冊子のうち、市民病院以外で配布している冊子につきまして、内容を小児科や産科の医師、看護師に確認しましたところ、適切なものであるとのことでございました。今後、市民病院の小児科、産科の外来での活用を検討してまいります。
なお、議員からご指摘がございましたとおり、さまざまな情報が重複して配布されておりますので、今後、庁内で連携をとって整理してまいります。
次に、(4)小児科夜間2次救急についてでございますが、小児2次救急休止以降も、平日の外来診療や入院は従来どおり実施しております。夜間の小児科の診療の問い合わせに対しましては、町田市医師会、準夜急患こどもクリニックをご案内し、東京消防庁の救急医療サービス#7119や東京都の医療機関案内サービスひまわりのご利用の案内も行っております。小児科2次救急が休止する際には、日本医科大学多摩永山病院など、近隣の病院に事情説明と協力要請をしており、おおむね協力していただける旨の回答を得ております。
町田消防署管内の10月の小児科系救急患者の搬送件数は73件で、このうち他病院での受け入れ増加分43件、約60%がこれまでは市民病院に搬送されていた数と推測されます。再開に向けまして、各大学病院に医師の派遣を要請しております。また、町田市医師会とさまざまな協力体制の構築に向けた協議を行っているところでございます。
以上です。
◎学校教育部長(安藤源照) 答弁漏れがございました。
学校裏サイトの関係でありますけれども、東京都教育委員会では、2009年度から学校裏サイトの監視システムを構築する予定でございまして、民間の専門業者と連携して行うということだそうであります。監視対象は都内の全公立学校約2,200校ということで、パソコンのインターネットサイトだけではなく、携帯電話のサイトも含めて監視を行うということでございます。
◆12番(新井克尚) それでは、市民病院のほうから再質問をさせていただきます。
負担を減らすための方策は、整理をしていくということと有効に活用していくというお話をいただきました。これで本当に少しでも医師の負担が減ることにつながれば、大変うれしいなというふうに思います。
そして、2次救急のほうですね。小児科医が足りないということで、このお話が出ているわけですが、先日の宮坂議員の質問のときに、医師2人、給与の折り合いがつかずに、結局だめだったというお話がありました。これは給与、なぜ出せなかったのか。私は、出してでも確保しなきゃいけなかったんじゃないかなというふうに思うんですが、これは条例上できないものなのか、どういう理由でそれがだめだったのか。ほかの方も合わせなきゃいけないとか、そういった問題点があったのか、その辺がちょっとわかりかねる部分がありましたので、ぜひそこを教えていただきたいと思います。
また、ほかの病院ですね。医師を確保するために、さいたま市立病院、横浜市立市民病院、小田原市立病院では、特別手当を支給しているという報道がありました。こういった形で医師を確保するという手段は、町田市民病院ではできないのでしょうか、教えてください。
◎市民病院事務長(小野芳隆) 医師の給与の中身につきましては、条例事項になると思います。議員のご指摘がありましたように、例えば特に不足している診療科の医師を確保するために、その分だけ少し給与を膨らますというようなことでございますけれども、今後、市民病院といたしましても、インセンティブ給与というような医師の給与を、基本給のほかに目標に対する達成度といいますか、そういうようなことでインセンティブ給与を検討してまいりますが、その中に、その指標の要因として、例えば社会的な今のような要因ですとか、業務上の特殊要因、そういったものを加味した給与制度、そういったものを検討していきたいというふうに思っております。
◆12番(新井克尚) それはいつスタートできるものでしょうか。
◎市民病院事務長(小野芳隆) いずれにしても、条例改正が必要ですので、少し検討してからということになると思います。
◆12番(新井克尚) 私は、平成15年12月の定例会で、地方公営企業法全部適用をぜひ導入すべきだという質問をさせていただきました。その理由は、医師を確保するために、やっぱりトップの権限を病院側に移すということ。そして、公務員の給与体系が当てはまっているので、なかなか医師が確保しにくい状況、あと人事考課、これを当てはめることがなかなか難しい。これをまとめて解決するために、やはり導入を積極的にしていくべきだという提案をさせていただきました。
全部適用が開始されたら、これはできることになるんですか、それともやはり条例改正が必要なんですか。
◎市民病院事務長(小野芳隆) 全部適用に移行いたしましても、条例改正が必要だと思います。ただ、現在策定中の市民病院中期経営計画の中でも、インセンティブ給与の検討を平成21年度、来年度に予定しております。実現に向けて努力していきたいと思います。
◆12番(新井克尚) 市長、2次救急休止、非常に不安の声がたくさんあって、医師を確保するために必要なものの1つが条例改正すればできるという話でした。私は、この状況を打開するために、速やかに条例改正しなきゃいけないんじゃないかな、できれば、この12月定例会で追加議案が出てきてもいいんじゃないかぐらいの、もしくは1月臨時会でもいいですし、一刻も早く解決すべき問題だと思うので、そういった方向性も検討しなきゃいけないんじゃないかなと思うんですが、市長、いかがでしょうか。
◎市長(石阪丈一) ご指摘の人件費の問題というのは重要な要素の1つであります。ただし、それで解決するという問題でもありませんので、総合的な検討をさせていただきたいというふうに思っております。
◆12番(新井克尚) 先ほどお話しさせていただいたさいたま市立病院、横浜市立市民病院、小田原市立病院、医師のとり合いだと。うちの病院にどうしても来てもらうために、やはりこういった特別手当を上乗せしているというお話でございました。とり合いなんですね。一刻も早く医師を確保できる体制をつくらなきゃいけないということは間違いないというふうに考えております。ぜひ前向きに検討をしていただきたいというふうにお願いを申し上げる次第でございます。
そして、宮坂議員の質問の中でもう1点、不安な要素がありました。それは、総院長が3月までなのか、それとも4月以降もいらっしゃるのかという、この件でございます。本来、総院長を信頼される方が引き続きやっていただければいいんですが、総院長がもしやめられるということになると、総院長を信頼されている方がこの病院にはいられないんじゃないかというような、そういった心配の声が上がっているというお話だったと私は記憶をしております――答弁の中であったんですかね。宮坂議員じゃなかったですかね。失礼いたしました。
たしかそういったお話が出て――中山議員ですか。中山議員ですね。失礼いたしました。中山議員の質問の中であったかと思います。これは本当に深刻な問題でございまして、やはり市民病院にいかに医師を確保していくかという意味では、これはかなり重要な問題であると私は認識をしております。
総院長は、これまで多くの患者さんの命を救われて、そして市民病院に多大なる功績を残された方でございます。本当にとうとい仕事をされてきた総院長から比べれば、私なんかは本当に足元にも及ばない仕事しかしておりませんけれども、ただ、思いは同じであるというふうに信じております。それは患者の命を救いたい、そのためにもいい病院をつくりたいということでございます。
4月以降も残られるのか、3月までなのか、私にはちょっとわかりかねる部分がありますが、残られるのであれば問題ないですけれども、もし3月までということになった場合、総院長を信頼する医師の方々がやめてしまうかもしれないということがないように、総院長が続けられた場合でも、そうでなかった場合でも、総院長を信頼する医師の皆さんに対して、市民病院を守るために、引き続き市民病院で仕事をしてほしいというメッセージをぜひ総院長からいただきたいんですが、いかがでしょうか。
◎市民病院総院長(山口洋) 今、新井議員さんからのご質問がありましたけれども、私がやめたからといって、そう簡単に医師がやめるということはないと思います。もちろん、僕も全力を尽くして市民病院が立派になるように、あれだけ立派なものをつくっていただいたんですから、器械も大学病院に負けずの立派なものが入っておりますから、あとはみんな頑張れば、すごい病院になるという要素をいっぱい持っておりますので、それは僕も全力を尽くして頑張っていきたいと思います。
ただ、ちょっとそれとは外れるかもしれませんが、総合して、きょうの産経新聞にも出ておりましたけれども、朝刊に出ておりましたけれども、実務者会議という言葉がございますけれども、医師は医師同士で、医師の負担をなくすということは、やはり医師会と一緒にならなければ、中核病院としての使命が果たせない。それから、医師の負担もとれない。お互いに分担するということが非常に大事で、医師会から極めて積極的にいろいろな呼びかけをいただいておりますので、まず現場の医師同士でよく話をして、本音で話をして、それでいろいろな解決策ができたら、それを上の行政の方々にご報告して、また、了承していただくなり、アドバイスをいろいろ、修正を加えていただくなりして、財政も含めてやっていただければと思っております。
ですから、まず医師同士の話し合いということをもう少し積極的に、頻回に本音で話をするという機会をぜひつくって、これからやっていくのが今のご質問のすべての解決に大いに役立つんだと思っております。
以上です。
◆12番(新井克尚) 先日の質問で生まれた不安が解消されたと、本当に安心をしております。総院長、これからも市民病院をいい病院にするために、ぜひよろしくお願いいたします。
病院の件については、条例の改正をぜひ早急にお願いをしたい。検討をしていただきたいということを重ねて要請いたしまして、次の小山地区の異臭の件に移りたいと思います。
相模原市に対して、指導経過を確認し、必要であれば強化の要請を行うということでございました。町田市として、この業者に対してできることというのはないのでしょうか。
◎環境資源部長(鈴木和夫) あくまでも相模原市に立地する工場ということで、町田市といたしましては、その立地する指導権限を持つ相模原市にお願いをするという立場でございます。
以上です。
◆12番(新井克尚) これは大気汚染防止法とか、悪臭防止法などの法律での指導監督になると思うんですが、具体的にどのような形になるというのは、お話というのは来ていますでしょうか。
◎環境資源部長(鈴木和夫) 最も直近に相模原市とお話をさせていただきましたところ、現在、工場の改善勧告をしているというふうに伺っております。
以上です。
◆12番(新井克尚) 工場の改善計画が出されていて、12月末までにこの業者がやるということで、その推移を恐らくまた見守ることになると思うんですが、それで一番不安なのが悪臭防止法の基準はクリアしたけれども、それでもにおいは人の感覚ですから残ってしまう、こういう最悪の事態がまだあり得るわけで、こういったことにどう対処していけばいいかというのを、もし考えがあればお聞かせをいただきたいんですが。
◎環境資源部長(鈴木和夫) 規制はクリアした場合、それでも規制にかからないものという意味かと理解いたしますが、規制にかからないものにつきましては、実際問題としては非常に難しいことだというふうに考えております。
ただ、実際に工場の規制にかかるものは、敷地境界、それから工場での発生源といいますか、その2カ所で規制がかかるわけですが、今回の場合は遠く離れたところで、その因果関係は立証されているわけではございませんけれども、何らかの臭気がするということでございます。そういったことに関しましては、今回の勧告に基づきまして改善された後に、それがどの程度実際に改善されたのか、その辺を見きわめた上で対処したいというふうに思います。
以上です。
◆12番(新井克尚) 改善された後も、引き続き情報収集を当然されると思いますし、情報もどんどん上がってくると思います。これがなくなった段階で、本当に安心して暮らせる環境が確保できたのかなというふうに言えるとは思うんですけれども、それまでまだまだやらなければいけないことがたくさんあると思います。ぜひ市長から、この問題解決に向けての決意をお聞かせいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎市長(石阪丈一) 配付いただきました資料を読ませていただきましたが、当事者にとって大変な事態だということは文章の中からよく伝わっておりますので、何とか解決に努力したいと思います。
以上です。
◆12番(新井克尚) ありがとうございます。ぜひ市長も先頭に立っていただいて、相模原市と協議もしていただきたいですし、本当に毎日この地区の皆さんは苦しんでいらっしゃいます。一刻も早く解決をするように、引き続き努力をしていただきますように、お願いを申し上げまして、この小山地区の異臭についての再質問は終了といたします。
続きまして、公立学校における情報教育の件ですけれども、やはりどういったものが問題なのかということを担当している人たちは知らなければいけないと思うんですね。裏サイトが見つかったのが、小学校が1件と中学校が9件というお話でしたね。
裏サイトというのは、公式ホームページ以外のものが全部裏サイトに含まれるというふうに言われております。ですから、野球同好会のような形で、次にいついつ試合をやりますという連絡用に使われていたり、そこに掲示板があって、頑張ろうなみたいな、そういう情報交換がされているのも裏サイトになります。そこで何げないやりとりがある中で、あいつがあのとき、エラーしたから負けたんだというところから、だんだん悪口が連なっていくと、それが最終的には、その個人の誹謗中傷につながってくる、こういう危険性をはらんでいるわけですね。
これをすべて監視するというのは本当に大変な作業なんですよ。東京都がやろうとしているのは、機械でやるのかなというふうに想像ができるんですが、二千何百校でしたよね。その学校裏サイト、どれぐらいあるのかわからないものを巡回して、だれだれに対しての悪口が書いてあった、もしくは先ほどご紹介した隠語が使われてどうのこうの、いじめになっているとか、携帯電話のサイトまで行くと言っておりましたけれども、メールアドレスが公開されていたり、本名が公開されていたり、写真が公開されている。それをまた悪用される可能性がある。それを未然に防がなきゃいけないという、どこまでチェックができるかというのが、やはり未知数なところがございます。
これはぜひ詳しい情報を1度、かかわるところで整理をしていただきたいと思うんですけれども、教育委員会として、こういった情報教育のセミナーというのは受けられたりしたんでしょうか。
◎学校教育部長(安藤源照) 教育委員会として行っていますのは、学校にデジタル教材がございます。学校といいますか、学校LANの中で活用できるデジタル教材がありますので、これは教員用、子ども用、保護者用ということでありますので、これは活用して指導を行っているということでございます。
◆12番(新井克尚) 指導を行っているのはわかりました。教育委員会もしくは学校で、生活指導担当なのか、こういったウエブ関係に詳しい人なのか、わからないですけれども、そういった人たちが、こういう情報関係の専門家の人から、今、問題になっているのはこういうことですよ、こういうふうに検索をすると、こういう情報が出てきます、そういったセミナーを受けたことがあるかどうかです。
◎学校教育部長(安藤源照) そのようなセミナーについては受けてございません。
◆12番(新井克尚) 文部科学省からも、確かにいい資料が来ておりますけれども、やはり実際にやってみたり、どういう情報かというのを見てみないとわからないことが多いと思うんです。ぜひこれは1度――1度受けるだけでいいと思います――セミナーを受けていただきたいと思いますが、いかがですか。
◎学校教育部長(安藤源照) どのようなものがあるのか、よく調べた上で検討させていただきたいと思います。やはりよく的確に状況を把握するということは大切ですので、そういう意味で検討させていただきたいというふうに思います。
◆12番(新井克尚) そして、私は、最終的にこれは学校の先生はいつでも相談に来てくれ、そういう雰囲気というか、体制だけつくれば、あとは教育委員会とか学校の人たちが、先生たちがやる仕事ではないなと個人的には思っておりまして、できればしっかりと奥深くまでわかっている業者さんに全部外注して、事前に問題の芽を摘み取っていくのがベストなのかな。
ただ、お金がかかることなので、それを東京都がやっていただけると、町田市の財政的にも大変助かるなというふうには思いますので、ぜひそういった予算をつけてくれという要望も東京都にしていただけると、よりいいのかなと思いますし、東京都がやるものがどういう内容かわかりませんけれども、ちょっと頼りないのであれば、もしかしたら町田市としてやらなければいけないということも検討しなければいけないのかなと、今の時点では考えております。
そして、もう1つ、動画をホームページに掲載することなんですけれども、個人が特定できない、だれが判断するかなんですよね。見る人が見たらわかるのか、それともだれが見ても本当にわからないのか。実際に保護者の方から上がっている声は、これはだれだれさんだよねと、見る人が見たらわかってしまったと。それはちょっとまずいでしょうということで、副校長先生にそういった声が届いて、それで本人を呼んで削除してくださいと言ったところ、いや、これは削除できません、私の自由じゃないかというようなことを言われたそうでございまして、本当にそれでいいのかなと。
だれが判断するかというのが非常に難しいところでございまして、しかも実際に動画が知らないところでアップロードされていた場合、それをチェックすることもできないわけで、学校裏サイトチェッカーで当たるわけでもない。だれがどの時点で、どうやって調査をして見つかるのか。知らないところで自分の個人情報、体育祭で女子のリレーの映像が流れてしまっているとか、こういったことを防ぐ意味でも、やはり何らかのルールというものをしっかりと決めて、こういう場合は削除しますよという明確な意思表示をする必要があるんじゃないかなと私は思うんですが、その点はいかがでしょうか。
◎学校教育部長(安藤源照) 先ほどお答えしたとおりになってしまいますけれども、特定個人がよく、例えばご本人が見れば、これは私だというふうに小さな写真でもわかる場合があると思いますけれども、やはりいわゆる第三者、全く関係ない人が見て、それを見てわかるかどうかということだろうというふうに思います。
今回の件については、識別ができないというふうな判断だろうというふうに思っておりますけれども、やはり判断ができるような場合には問題であろうというふうに思います。特にこれも何がどの程度というのは主観的な問題がかなりありますから、基準を設けてということもなかなか難しい面があるのかなというふうに思いますが、本来のそもそもの考え方ですね。肖像権なり個人情報の保護なり、そこに立ち返って、しっかりした認識を持って対応することが必要だというふうに思っております。
それから、先ほど私、また答弁で、教育委員会の私たちという意味合いなんですけれども、講習は特に裏サイトの関係で受けておりませんが、生活指導主任会などでは、警視庁の担当者のほうから話を聞いたりということは事例としてあるようでございます。
◆12番(新井克尚) わかりました。個人情報保護の関係で、法的拘束力があるのではないかというふうにも考えますので、実際に起きた場合には、ぜひ強く削除を要請していただきたいというふうに思います。
そして、この学校裏サイトの件については、やはり問題の芽をいかに事前に摘み取るか、これが本当に大事になってきます。情報教育をしていく中で、写真をアップロードしてしまうとか、名前を書いてしまう。もしくは本人はハンドルネームを書いているんだけれども、友達が本名を書いてリンクを張ってしまうとか、そういった事態もあり得るわけで、これは本当にどこでどういう犯罪に巻き込まれるかわからない。どういう嫌がらせを受けるか、いじめに遭ってしまうかわからないという本当に根が深い問題となっております。
もともといじめはあるものだということで、新聞報道されても真っ向から戦ってきた本当にすばらしい教育委員会の皆さんだと思っていますので、これからも引き続き頑張っていただきたいというふうに思います。この件については以上で終わります。
最後に、玉川学園前駅北口の整備についてでございます。前向きに設置に向けた検討という本当にありがたいご答弁をいただきました。この道路の計画、何かケヤキがあることがネックだとか、いろいろなお話を伺ったんですけれども、ケヤキも守ってくださいとか、切っちゃっても仕方がないのかな、移転できるのかなみたいな話があったんですけれども、その辺は絡んでいるのか、もしくはあとはケヤキはどうする予定なのかもちょっとあわせてお伺いできたらなというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
◎建設部長(柴田英司) 残っているケヤキの大木がありますが、それに絡めますと、暫定的な屋根というのが難しくなってまいりますので、それはそれとして、今お困りの状況があるという中で解決をしたいというふうに考えております。
◆12番(新井克尚) 将来的な話までちょっと突っ込んでしまったのかなと思っておりますが、とりあえず暫定的な形で、本当に利便性が向上するように、前向きに検討いただけるということですので、ぜひ引き続きお願いしたいと思います。
以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
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